大切

夏祭り 日が暮れた頃
沢山の人で溢れかえり
楽しく出店で遊んだり
恋人同士が神社に願いを

巻き戻して
巻き戻して

夏祭り 日が暮れる前
僕らは確実にここに居た
出店の食べ物買って
祭りの音を聞いた

巻き戻して
巻き戻して

どうして居なくなってしまったの?
どうして一人ぼっちになってしまったの?
どうして見える世界は霞んで見えるの
1人夏祭り 日が暮れる頃

巻き戻して
巻き戻して

手には暖かくて
心溶ける暖かさが
あぁ、懐かしい
思い出そうとしなくても
この暖かさは嘘じゃ無いあの時のそのもの
怖くて横に目を向けれない
でも肌で感じる

嘘なんだって知ってる
本当なんだって知ってる

ずっとずっとずっと大事だった大切だった
消えてしまって初めてわかった
当たり前が幸せだったなんて
私はいったい何をしてきたんだろう

涙が 涙が
視界がふやけて
手にはまだ暖かな

この世界は私が望んだ物
かつての夢物語を紡いだ物
私が感じた心の溶ける体温

巻き戻して
巻き戻して

全ての苦痛がいなくなり そして
あなたもそばにいる

繰り返して
繰り返して

あの思い出は
二度と作れない思い出は
先の見えない悲しみは

繰り返して
繰り返して

私は目を瞑る 思いはずっとこの心の中