捜査課のボスがそう呼び始めた。
「おい、ナイーブ、お前一人暮らし長いな
彼女もいないのか」
余計なお世話だ。
「ナイーブ」刑事は町へ出て何気なく、本屋で立ち読みをしていた。
そしたら皮ジャンのそでから何やら「黄色いもの」がでてきた。
ぽろりと。
なんだと思ったら・・・それは靴下だった。
黄色い靴下は女性セブンの上にぽとりと落ちた。
あわててそれを拾ってポケットにしまう。
誰にも見られていないかきょろきょろ確かめたら、
隣の女の子と目があった。
はずかしかった。
ナイーブ刑事は皮ジャンのそでから「黄色い靴下」を生んでしまったのだ。
原色の靴下なんて、履いている自分も怖い。
女の子が不思議そうな顔をして、それから吹き出して笑った。
あー、独身生活。
あー、洗濯物はどこに旅をしているのやら。
そして皮ジャンのそでから「黄色い靴下」を生んでしまう。
彼の名前は「ナイーブ」刑事。