年が明けて急激な感染者数の増加、オミクロン株の拡大が止まりませんね。
昨日から東京や神奈川では再びまん延防止措置が適応されました。
尾身先生が「人流抑制でなく、人数制限」と仰っていたことが何故なのか、
オミクロン株の特徴を含めて京都大学の古瀬先生の解説記事がわかりやすいと思います。
①感染力は「強い」のではなく「早い」
例えば6日間かけて6人にうつるウイルスがあるとすると1人が何人に感染させるかという再生産数は6になります。
一方、2日間で2人にうつすウイルスがあるとすると再生産数は2となりますが、4日目には4人、6日目には8人が感染することになります。
再生産数が小さいとしても世代期間の短いウイルスのほうが速く感染が拡がることになりますが、オミクロン株はこうした特性を持っています。
②感染者数を下げられる可能性
ひょっとしたらうまく感染者数を下げられるかもしれないっていう期待できるポイントもあり、オミクロン株は世代期間が短いといいましたが、1人が何人にうつすのかという再生産数もデルタ株のときより小さいかもしれないと考えられています。
そうなるとデルタ株のときよりも対策の効果はでやすくなり、例えば1人から2人にうつしているとしたら対策で現状の半分以下にできれば1人を下回り、感染拡大は収まることになります。
③人流抑制から人数制限へ
集まる人数を減らすのが効果的だろうというのは今や世界中の専門家のコロナ対策の共通認識です。
例えば私と佐藤さん、私と高橋さん、私と中田さん、私と鈴木さんというように1対1で10人に会うと引かれる線は10本。
10人が同時に会うと私と佐藤さんと高橋さんと中田さんと鈴木さんと…、とそれぞれの間にも線が引かれることになり、合計で45本になります。
人が集まるということはそれだけ多くの数が引かれるので、集まる人数を減らすというのは、みなさんが思っている以上に大きな効果があります。
以上が記事からの引用です。
秋から年末にかけて感染が落ち着いていたので、
「また動けない時が来てしまった」
と思われている方が多いと思いますが、海外の感染状況の分析からもオミクロン株は対策で早く感染が収束する可能性が考えられています。
コロナ感染流行中はこれまで通り
手洗い
3つの密を避ける
マスクを着用する
基本である感染対策をしっかりとお続けください。
☆感染症専門の今村先生もウイルスの世代期間についてFBにわかりやすい記事を書かれています
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