仕事帰りに立ち寄った着物の某リサイクル店。
帯を物色していると、エスニック調の個性的なものを見つけました。
お値段もかなりお安い。紬に合うかも♪
と、そこへ30代とおぼしき男性店員さんがやってきて
店員「お着物良く着るんですか」
私 「ええ、好きなんです」
店員「へえ。そうは見えませんでした」
ん?どういうこと?
確かに今日は仕事帰り。
着物のおしゃれは大好きだけど
通勤服にはとんと無頓着な私。
この日も地味なトレンチコートを着て
ほとんど化粧の落ちた顔に黒縁眼鏡。
仕事に疲れたオバハンが何でウチの帯に興味を示すんだ?
とでも思われたのかもしれません。
聞こえなかったふりをしてなおも帯を見ていると
店員「その帯、いいでしょ。個性的で」
私 「ええ、素敵ですね」
店員 「でもお客さんはそういうの買わないでしょ?
その帯をしめる雰囲気じゃないし」
・・・どういう意味?
私 「いえ、好きですよこういうの」
店員「へー意外ですね。失礼しました。偏見で人を見てました アハハ」
多分彼としては
「おとなしめの上品な色柄がお好きそうにお見受けします」と
言いたいだけなのだとは思いますが、
それにしてはモノの言い方が稚拙すぎやしないか。
そこで、
心の声を借りて彼に思い切り毒づいてみました。
こらニイちゃん。
アハハやあれへんがな。
客が手に取って『ステキや』言うてんのに
似合わへんとはどういうこっちゃ。
しかも「偏見」て何やねん。
どないな「偏見」持って接客しとんのじゃ、言うてみたらんかい。
それを言うならせめて「先入観」やろが。
日本語もよう使わんヤツが
どのツラ下げて着物売っとんねん。
言葉いうもんはなあ、チョイスが肝心なんじゃ。
よう覚えとけ!
今日は確かにモッサリしたオバハンかもしれへんけどな、
これでも着物着たらそこそこシュッとしとるんじゃ!
いっぺん見せたろか!
店員「・・・お買い上げですか?」
私 「あ・・・すいません またにします」
トボトボと店を離れる気弱な私。
心の声と 眼鏡の奥の眼力だけでは
伝わらなかったようです。
ところで、福岡人のくせに何で関西弁なんだ、という話ですが
攻撃力といい、しかもその底辺に流れる血の通った温かみといい、
人心にダイレクトに働きかける言語として
数ある方言の中でもピカイチなのではないかと
常々思っています。
ただ、関西の方から
「そんな使い方しない」とお叱りを受けるかもしれませんね。
平に平にご容赦を~~・・・
先々週、地上波で観た「アウトレイジビヨンド」に
影響されたのでした。
いつかリアルに使いこなしてみたいものですが、
出禁の店が増えるかもしれません。