「黒田藩と博多織」の講話を聴きに行きました。
和学研究所代表・円純庵氏によるものです。
激動の天正の世にあって
黒田藩がどのように存続を図ったか、
千宗易の茶道は武士たちの価値観にどのように作用したのか、
そして博多織が国をあげての名産となるまでの経緯など、
軽妙な語り口でわかりやすく語られました。
今年はNHK大河「黒田官兵衛」で
福岡はどこも郷里の歴史を見直し、
黒田家の功績を再評価する機運に満ちています。
しかし。
この日最も私が驚嘆したのは
千年工房店内に期間展示された「戦国をたずねよ」展。
京都にお住いの個人蒐集家の方が
(着物の紋を染め抜く材料作りの仕事に代々携わっておられるとか)
長年の間に集めておられたものです。
いつもは帯やバッグなどの商品をディスプレイしているガラス棚に
何気に飾られたその品々を見て
仰天しました!
・官兵衛愛用の朱塗りの遠眼鏡(望遠鏡)
・家康・秀忠両公愛用の酒徳利・杯
・官兵衛正室(光の方)の手水鉢
・「太閤記」初版本
~~ETC
・・・ものすごいお宝じゃないですか!
私は別にマニアックなレキジョではありませんが、
これらが歴史史料として超貴重なものであることは
わかります。
なんだってこんな無造作に置いてあるんですか!
本来なら
九州、いやいや東京国立博物館あたりで
ガラス張りで展示して厳重に警備するレベルですよ!
取られたらどうするんですか!
こんな簡単な展示の仕方して、
誰かが手にとって落として割ったらどうするんですか!
・・・という私の顔色を見て取ったのか、
蒐集家である上田氏が
「今まで展示中に地震にあったり一時期紛失したりと
いうことはそれなりにあったんですが、
不思議になんともなかったりします。
400年以上も生き残ってきたからでしょうか、
物そのものが持つ何かがあるのでしょう」
「逆に、不測の事故で壊れたりすることももちろんあります。
その時は、ああ、この品はここで命を終えたかったんだろうなと
思うことにしてます」
うむむ深い。
良い物を観、大事な事を聴いた気がします。
(千年工房さんのFACEBOOKからポスター写真借用)
