「素晴らしい技術を持った選手だったが、超一流まではいかない。
パンチも強いとは思わなかった」
負けても尚、ビッグマウス健在
一昨日、見事世界戦14勝を挙げ防衛に成功した
井岡一翔選手の相手、ノクノイ・シットプラサート選手の試合後のコメントでした。
外出から帰宅して、最後の3ラウンドを観ていて、
「井岡!行け、イケー」と何度か叫ぶほど、井岡選手が優勢でしたが、
解説の長谷川穂積さんが「いい試合だ」とつぶやく、熱戦でした。
◆自分に矢印を向けない
日本人の気持ちとしたら、
負けたんなら、潔く相手の良かったところを認めたらどうだ
と言いたいところ。
しかし、負けて、なお、ここで「井岡は超一流、素晴らしい選手」と言葉にしてしまったら
イクノイ選手にとって、井岡選手は、この先も越えられない神となってしまいます。
超一流ではない。強いと思わなかった。
自分の反省ではなく相手に矢印を向けた発言。
テニス選手など、ショットでミスをすると、
ラケットをみてガットを調整するかのように触ったり、
野球のピッチャーも、いいボールが投げられなかったりすると、
マウンドを足で整えたりします。
それは、ラケットのせい?マウンドのせい?と思いますが、
道具や環境のせいにすることで、自責のストレスから解放させ
前を向かせ、立ち直らせる行動だそうです。
イクノイ選手もビッグマウス発言をする、
更には、インタビューという公の場で宣言することで
負けたという結果よりも、勝てるという可能性に意識がむきます。
それを意識しての言葉かどうかはわかりませんが、
そう言える成信力が素晴らしいと思いました。
時には、自分に矢印を向けないことも必要なんだな~
スポーツは文化
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