義足になり、自分らしさも見失った時期でした。そんな明るい未来を描くことができなかった私の背中を押してくれたのは、やはりスポーツでした。
~中略~
記録や目標を定め、自分の現在地から少しでも限界を超えられるように…。まさにチャレンジの継続です。向上心を持って努力できることがスポーツの良いところです。スポーツのおかげで、常に自分と向き合い、常にチャレンジを続けることができました。
東京オリンピックの招致を引き寄せた、パラリンピアンの佐藤真海選手。
プレゼンは多くの人を感動させてくれました。
その佐藤選手が4月から月1回、産経新聞でコラムをスタート。
冒頭は4月のコラムからの文章です。
佐藤真海選手、私がブログを始めたばかりの2005年ごろ、
佐藤選手のブログを見つけ、その笑顔に引き寄せられました。
*2008年8月。
2008年の写真は北京パラリンピック前の静大サーキット(草薙総合グラウンド)で。
競技後、わざわざスタンドまで上がってきてくださって、お話しさせていただきました。
子どものころからスポーツが大好きな元気少女が
大学2年生で突然の足の痛みに襲われ検査の結果は骨肉種。
膝からしたを切断するという不運にみまわれました。
その時の衝撃を「ハンマーで頭をガーンと殴られたようだった」と
以前お話されていました。
普通の困難ではありません。
切断自体が、想像を超える状況ですが、
病気に関して手術後も、長く経過観察が必要な、命がけの困難です。
マイナスな要素が多すぎます。
そんな時も、佐藤選手を救ってくれたのがスポーツでした。
◆スポーツで自己肯定感アップ
努力した成果が実感できることで、自己肯定感は高まります。
スポーツにはそれがあります。
やったことは、必ず成果で現れる。
マラソン42.195キロでしょムリ・ムリ・・・
でもね、、、
最初5分も走り切れなくても、練習すればフルマラソンを走れるようになります。
これ、ホントです、私がそうでした
やればできるじゃん
ってことで、自己肯定感、高まる
自己肯定感が高くなると、
物事をプラスでとらえられるようになります
プラスでとらえられるようになると、
それまで、やだ~ムリ・ムリ苦手~だと思っていたことにも
チャレンジしてみようという気持ちになれます。
やってみないことには、何事もできるようになりません。
でも、やったことの成果は必ず現れるのがスポーツ
まず、ウォーキングから初めてみませんか
佐藤選手は結婚され、お子さんも生まれて、ママアスリートとなりました
アテネ・北京・ロンドンとパラリンピック3大会に出場した走り幅跳びを、
このリオパラリンピックから正式種目となったトライアスロンに転向し
「谷真海選手」として、東京パラリンピックに向かいます
更に強いサポーターを得て、輝く笑顔でチャレンジしていく姿が
とっても素敵です。
ますますのご活躍を楽しみに、応援しています
産経新聞【月刊パラスポーツ 谷真海のパラリンピアン・ライフ】
第1回4・29
第2回5・31
スポーツは文化