高瀬はスタート練習でトラックの感触を確かめた(撮影・大橋純人)【拡大】

 自信がみなぎる。高瀬は21日、試合会場の北京国家体育場(通称鳥の巣)で最終調整。スタート練習でトラックの感触を確かめ、22日の100メートル予選へ集中力を研ぎ澄ませた。

 「1本目から自己ベストを出せる状態にある。いい流れを作りたい」

 5月に100メートルで日本歴代7位タイ(10秒09)、200メートルでは同3位(20秒14)をマーク。好記録の裏には、昨年9月から続けるメンタルトレーニングがあった。

 2008年北京五輪で金メダルに輝いたソフトボール女子日本代表を担当したメンタルトレーナーの臼井博文氏(55)に師事。就寝前に毎日10分間、自己暗示をかけて前向きなイメージを作り上げていった。

 臼井氏に指導を依頼した理由は、海外のレースで力を発揮できない“内弁慶”ぶりを克服するためだった。北京入り後にサブトラックで120メートルを走ったところ、日本での練習時より0・1秒速いなど好調を維持する。

 「全ての種目で自己ベストを狙いたい」

 今大会は200メートル、400メートルリレーにも出場予定。日本短距離界の顔として、成果を発揮するときがきた。

高瀬 慧(たかせ・けい)

 1988(昭和63)年11月25日生まれ、26歳。静岡県出身。静岡西高-順大-富士通。2012年ロンドン五輪で200、1600継に出場。世界選手権は11、13年に続き今回が3度目の出場。自己ベストは100が10秒09、200が20秒14。1メートル79、67キロ。


<2015.8.22  サンスポ.comより>

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