世界一高い山、エベレストの単独無酸素登頂を目指していた
アルピニストの栗城史多さん
「人に感動してもらう冒険を行い、一歩踏み出す勇気を伝える」
エベレスト登頂をインターネット動画配信して
その感動をたくさんの人と共有しようと準備が進められていました
登頂目前だったのですが
7800m地点に到着したところ、
事前に上り雪に埋めておいた食料などの荷物が
カラスに荒らされてしまいました
テント用ポールもガスまでもが無くなっていたそうです
ガスがないと、氷河を溶かして飲むことができず
身体的にとても危険な状況になるので
ここまで来て・・・下山の決心をし、下りてこられました
今回の登山は、同行されたカメラマンさんが事故で亡くなるというアクシデントもありました
栗城さんの無念は、私のイメージを越えているでしょう
どう言葉にしていいか、私にはわかりません
13日には、アタックの様子をユーストリーム中継するために
全国の仲間が、あちこちでパブリックビューイングの準備もしていました
私は、中継はしないんじゃないかと思っていました
でも、栗城さんは、
中継を実行しました
そこで、待っているたくさんの人のために
本当に、心の強い人だなと、胸が締め付けられる思いで中継を見ていました
*栗城史多さん。3年くらい前でしょうか、初めてお会いした時の写真です。当時「北海道の宝」とご紹介いただきました。今や、ニッポンの宝。
「応援よろしくお願いします」
アスリートの方々からよく聞かれる言葉です
人から応援されるということは、それだけ責任があると言うことです
体力もぎりぎり、気持も失意のどん底といってもいい状況にあっても
応援してくれる皆さんとの約束を守り、その責任をしっかり果たした栗城さんの強さに
感動し、学ばせてもらいました。
次は、きっと、登頂成功です
みんなが無事に帰られること待っています
今回は、お疲れさまでした
栗城史多さんのオフィシャルブログ