イブですね




わたしが小さかった頃

今みたいにクリスマスなんてやる家庭はまだ少なかったと思うよ

なんせ山形のいなか町

昭和30年代だし
(歳が~!) (^w^)

クリスマスが近づくと わたしと弟は祖父に連れられて隣のおうちへ

隣のうちにはとっても大きいモミの木があったの

そのモミの木の一枝を切ってもらってみんなで持って帰って飾り付けをするの

明治生まれの祖父はとっても厳格な人でしつけも厳しかったんだけどね

それに実家はしっかり仏教徒 (笑)

ツリーに真綿やら電飾(イルミネーションなんて言葉はなかった)を飾り付けてね

その電飾は小売り業してた叔父から買ったかもらったんだと思う

クリスマスケーキも毎年 その叔父からいただいてたよ

仕事柄 義理であちこちからケーキ買わなきゃいけないのがうちにまわってきてたのね

その頃のケーキは生クリームじゃなくて
バタークリームだったけど それでもクリスマスツリーとクリスマスケーキがあるだけで
わたしと弟は大興奮してたな~

次の朝には 枕元にプレゼントが!
あれば最高だったけど みかんとかちょっとしたお菓子がせいぜいだったよ

ある年のクリスマス近くに 電飾が点かなくなって 叔父を呼んで直してもらってたの

わたしと弟はそれを真剣に覗きこんでたら
バターン!という大きな音!

振り返ったら祖父が仰向けに倒れていた!

そこから先の記憶がないんだけど 脳溢血か何かだったんだろうね

その後後遺症もなく55歳まで生きたけど
病気で亡くなっちゃった

クリスマスが近づくと時々あの情景が浮かぶの

遠いクリスマスのおもひででした


皆様 素敵なイブをお過ごしくださいね~
(*^▽^)/★*☆♪