大阪府の代表の方との対局。

序盤で 大いに優位な 変化になった。

コモクに 一間高ガカリのツケノビ定石。

あまり 見かけない手順だったので 

相手の石が 一隅ツブレ状態となり 手がハタっと とまり 長考に。

 

持ち時間40分のうち 5分間ぐらいの沈黙。

相手の方は 私の顔を見て 微笑んでは また長考と 何度か繰り返す。

 

何だか いい気持ちは しない。

困っているはずだけど 何を考えているのか さっぱりわからない。

 

やっと繰り出した 相手の着手。

無理はしないよう 穏やかな対応を選択した。

その後 細かい碁になり 押し切られてしまった。

 

あの微笑は 何だったのだろう。

 

ただ 相手が長考したわけだから 

自分もそれなりにもっと 深く考えるべきだったと 

今でも 悔しい思いが残っている。

 

 

県職員大会二回戦で 数年前の全国優勝経験者との 対局になってしまった。

30手程 打ちすすめたところで 

自分の石が 中央へ頭が出せない 碁形になっていることに 気づいた。

辛抱の手順が 続く。

中盤の終わりごろ 相手の弱点をつき 私の大模様が 突然 出現した。

私自身が驚く 展開に…。

辛勝だった。

 

局後に 相手の方から「 全国大会頑張って くださいね。」 と 

励ましの言葉を いただいた。( 優勝には まだ二局あるのに…。)

 

大会等の勝負の碁は 

自分の土俵が見えるまで 無理はしないように 打っていますが…。