置き石は 勢力を構築する柱。

大場は 土台になる基礎。

 

置き石は 「 勢力 」 と 「 地づくり 」 の 

両方の意味があると思うが 「 勢力 」 に ウエイトをかけたい。 

 

置き石を起点に 地づくりに励むと 囲わされて

全局的に好ましくない 碁形にされてしまうことが 多い。

地づくりを 度外視し 

勢力主体にした方が 置き石の役割が 発揮されると思う。

この考え方が どっちつかずだと 逆に置き石を 白に活用される。

 

石がないところでは 

急所も存在しないので 石の方向が 定まらない。

石があることで 周辺の石との配置で 関係が生まれる。

つまり 攻めの方向が できてくるわけだ。

置き石が多いほど 白は 構想の手がかりとして 利用する。

隅の星に 両ガカリする。

辺の置き石を ねらいながら 急場をつくる。

天元の 孤立した石を 遠巻きに睨み 大きな中地の構築や

黒を 攻め立てながら 

ポイントをかせぐ 打ち方をしてくることが 予想される。

 

そのために 無駄な守りから 石が重複し 

働きのない着手を 連発してしまうことがある。

 

このことが 重要で 

ヨミの差があっての 白の石運びが まかり通ってしまう。

置き石を含め すでに着手してあった石が 

都合の悪いところに きてしまうことがある。

 

置き石に限らず 

足手まといの石が 目についてしまう状況は さけたい。

勢力圏での競り合いと 割り切って考えれば 

地は後からできてくるという前提で 地づくりを忘れた方が 

よい結果が得られるのではないか。

 

置き石に限らず 既着の石の関連には 気を配りたい。