NEC公開対局
第二局 三村智保 九段 対 趙 治勲 十段の 対局を観戦していた。
私の隣の座席に
第一局 河野 臨 天元 との対戦に負けてしまった
羽根直樹 九段が 座った。
すごく緊張したままの 約90分間は
観戦していても 何か 心 ここにあらずといった 感じだった。
対局観戦が終わって
羽根九段の本の 「 厚い碁のつくりかた 」 に ある 「 80%の着手。 」 という
内容が すごくわかりやすかったことを伝えた。
もう20年程前のできごとだったが 印象に残っている。
こんなできごとがあってから
「 無理をしないで 80%の着手を心がける…。 」ことが
今でも自身の 課題になっている。
秀策のいっている 「 見合いの手 」 も 「 80% 」 に通じるところがある。
相手の着手に対して 余裕をもって 無理のない着手をするには
「 要 」 になる好点の見極めと 先取が必要となる。
( 勝負手は あてはまらないが…。)
・急所をついたつもりで 相手の石を 強化してしまう
・弱石の 逃げ出し
・キカシた石に こだわる
・無理な トリカケ
・アジわるの 放置 等と…。
自分の悪い 石運びのクセは わかったつもりでいるが
なかなか 棋力の向上に 結びつかないものだ…。 (涙)