チューリップツアー　WBCワールドベイスボールクラシック　仲邑菫三段　タイトル獲得

■　憧れ　喜びにかわる

　其之壱　「憧れ」に　むき合う　編

　其之弐　WBC　ワールドベイスボールクラシック　編

　其之参　ファンとともに紡いできた　半世紀　編

　其之肆　記憶に残る　心のぬくもり　編

　其之伍　今　夢中！　　仲邑菫三段　編

　其之陸　等身大の憧れ　仲邑菫三段　編

　其之漆　菫　棋士に魅せられるのは・・・　私だけ？　編

　其之捌　夢中になれることが　ありますか？　編

　そして　本篇

　其之玖　憧れを　喜びに見つける　編

今まで　「憧れ」が　確かな「モチベーション」につながることを

TUILIPコンサートから　メンバーとファンが紡いできた半世紀

　　　　　　　　　　　記憶に残る心のぬくもり

WBCワールドベイスボールクラシックの大谷選手の檄

女流囲碁棋士　仲邑菫三段の活躍　という切り口で　みてきた。

今まで　「憧れ」「夢中」と　さんざん思いを巡らしてきたのに

今　私の中では　行きついてしまっていることに　気づいた。

60才後半をむかえた　私にとっての「憧れ」って　何だろう？

私は　立ちどまっている。

「憧れ」は　「好き」「いいなあ」の　レベルにとどまるものではない。

憧れの対象に対する　評価者の　「憧れ」でもない。

いつしか　「憧れ」が　ついえる。　ついえる　時が来ていた。

私が　仲邑菫三段を　見る目は　「憧れ」ではない。

「憧れる」「憧れていた」「憧れたい」の　いづれでもない。

自分にないもの　魅力を感じているものが　「憧れ」に　なりうるとするならば

菫さんの　活躍は　確かに　私のモチベーション構築にはつながる。

菫さんへの　「憧れ」というものではない。

私の中にうかびあがるのは　前進のための　課題克服のための　

モチベーションとは異なる　「満足感」に似たものだ。　

「喜び」といった方が　わかりやすいか。

この「喜び」は　直接的に　自分にかかってくるものではない。

「憧れ」や「夢」に挑んでいる人の「喜ぶ姿」「喜びの表情」を見て　

私自身の「喜び」に　つながってきていることに　気づいた。

「元気をもらう」というが　このことと重なる。

菫さんの　「たちむかう姿」「挑む姿」　を見守り　

これからの成長を　楽しみにする。

そのことが　「憧れ」にとどまらない　「喜び」にかわった。

一方通行であっても　

菫さんが　「喜び」を共有できる　かけがえのない　存在になって来ている。

「憧れ」にとどまらない　「喜び」にかわった。

　　　　　　　　　　　　　　＜憧れる　憧れていた　憧れたい：　完＞