昨日は父の日でしたね。
引越して2か月、やっと両親が部屋を見に来ました。

本当は先週の予定だったのですが、
私が発熱したため延期となり昨日に。

駅に迎えに行って、一緒に歩きながら近所を散策。

母の第一声は「わー、素敵なお部屋!窓からの景色がいいわ!」でした。
「よかったわね、いいお部屋見つかって」

とても喜んでいました。




ほっと一安心。

なんでしょうね、
親がどう思うかを子どもって気にするものなのだなーと。

久しぶりに三人でおしゃべりをして、
私のお気に入りのお店に食事に行きました。

母の日と父の日ということで、私がご馳走します。

女将さんもとってもよくしてくださり、私の居場所を両親に見せることができました。


大きな岩牡蠣


お造り


とうもろこしのかき揚げ、カレー塩で


両親は「女性が一人で飲んでいるなんて…」と心配していましたが、お店を見て安心した様子で、
おいしい料理を楽しんでくれました。

そろそろお会計となって、私が払いに行こうとすると、母が1万円を握らせる。
父がお手洗いから帰ってきたら、父も胸ポケットから1万円を渡してきた。

「えーいいよ!今日は私がご馳走するのだから!」と言ったけれど、握らされる私。
いつまでも子どもですね。

昨年から我が家はちょっと大変な事態が起きていて、
こんな風に食事をゆっくりすることなんてなかったのです。
少しだけ落ち着いてやっと両親も外に出て来られるようになりました。

新しい部屋は両親の家からは前の部屋より少し遠くなってしまったけれど、
またいつでも遊びに来てほしいものです。

親孝行ってなにが正解かわからなかったけれど、
きっと一緒に過ごす時間やおしゃべりする時間が大切なのだろうなと感じました。

両親がとっても嬉しそうにしていたこと、
おいしい、おいしいと食べてくれたこと、
父もお酒をたくさん飲んでくれたこと。




「あなた、子供がいる人と結婚したら?自分ではもう産めないでしょう…
お母さんは連れ子でも孫は大切にしますから心配なく!」と母が突然言い出しました。

父は無言でしたが、私が一人でいるよりも誰かといてほしいとは両親ともに思っているようでした。

「来月はお母さん誕生日だから、またよろしく~!」と言って帰っていきました。

両親を見送って、一人でシャンパンを飲みに。



花を買って帰りました。

こんな休日もたまにはいいですね。
親と考え方が合わないと強く思っていたこともありました。
でも、今は両親が私の生き方を肯定してくれて、
応援してくれている。
幸せなことです。

高校時代、勉強を全くせず、ほとんどビリでした。
高校3年の三者面談で母はそこまで勉強ができなかったと知り、愕然としていました。
どこも行くところがない…。なんとか進学。

就活は親の言うことは全く聞かず、
エアライン二社しか受けなかった。

親の敷いたレールを私は全力で拒否したわけですが、
今となっては両親もそれでよかったと思っているのかも。

時々思う、あの時はごめんなさい…!と。

切り開いた道を胸を張って進んでいこうと思った
今年の父の日でした。

お父さん、お母さん、いつもありがとう。