もうほとんど思い出さなかったことが

蓋が突然開いたように、溢れてくる、この季節。


ハナミズキの頃の悲しかった思い出。

絶望感と、ひんやりと冷たい空気

泣き腫らした顔、眠れない日々。

どーっと蘇ってきました。


強烈な記憶は消えたと思っていても

心の中で蓋をしてしまってあるだけで

消えることはないのですね。


思い出さなくなるから、癒えたと思っていても

本当はしまってあるだけ。

思い出さなくなっただけ。


人を思う気持ちは

目の前にいる時より、離れてる時の方が強くなる。

そばにいないから、強く思う。

そんなことを何かの小説で読みました。


数日前、銀座駅で、

プレゼントしてもらったバッグを持ってる女性が

目の前に立っていました。


あ、このバック…


私がほとんど使わなかったバック。

派手すぎて…当時は会社には

持っていけなかったのです。


なぜ今?なぜ今日?と思いながら、

昔の手帳を開いてみたら

私が最後にその人とデートした日でした。

6年前のこの日。


まさかこの日が最後になると思っていなくて

無邪気に笑っていた頃。


まさに銀座でお寿司を食べて買い物して

そのあと桜を見に行きました。

6年前はこの時期が満開。


このバックのことを「彼が気にしてるよ」と

年末にみてもらった先生に言われたのです。

私が使わなかったからです。

遠くから貴女の幸せを願って、応援してる。

そうも言われました。


傷ついたあの頃の私がいて

今の私があります。


失恋の記憶と対面して

強くなった、

そして今がとても幸せだと思えて、

6年前の私を抱きしめました。


この失恋がなければ

九星気学にも出会ってなかったのです。

スミレも誕生してなかった。


だからどんな過去も消したいと思わず、

そのまま受け入れて、

それが私だなと感じること。


今夜は友達カップルと美味しい中華に!

彼を紹介してくれるそうです。


金曜日、1週間お疲れ様でした。


クラゲの冷菜が大好きです。

これだけでもいいくらい!