帯状疱疹で多い相談の1つが帯状疱疹後神経痛です。
帯状疱疹の皮疹が治まっても痛みが残るのが帯状疱疹後神経痛です。
ハリで刺すような痛みとか、焼けるような痛みと表現される方もいます。
帯状疱疹自体は抗ウイルス薬で抑える事が出来ます。
しかしながら帯状疱疹後神経痛に対する効果的な治療法はなかなかありませんでした。
そこで最近活用されてきたのが漢方薬の五苓散と越婢加朮湯です。
処方箋で抗ウイルス薬と鎮痛薬にセットで処方されるのを見かけるようになってきました。
万人に効果が出ているというわけではないようですが、臨床では良いデータが出ているようです。
漢方的な処方といよりかは現代的な漢方薬の運用かなと思います。
細かく体質を見てチョイスするともっと効果的な気がしなくもないです。
とは言え、個人的にはどういう形であれ漢方の活躍できる場が広がる事は喜ばしいです。
ちなみに帯状疱疹はできるだけ早く皮膚科や内科に受診してください。
抗ウイルス薬は初期であるほど効果が高いので早めに抑え込む事が大切です。
かゆみや痛みを感じたり帯状の赤い発疹が表れたりなど、怪しいなと思ったら早めに受診しましょう。