ここ最近は発熱と共に喉が痛いという相談が増えています。

 

溶連菌感染症やヘルパンギーナなどから季節外れのインフルエンザまで様々です。

 

共通して聞くのが喉の痛みです。

 

喉の痛みがつらくて食事が取れない、落ち着いて寝れないなどのご相談を頂きます。

 

こういった喉の痛みがある風邪全般に使えるのが金羚感冒散です。

 

お勧めはしませんが出来るだけ濃くして飲むと効果がいいですが慣れていないとむせます。

 

昔、この漢方薬は丸薬があり噛んで歯にくっつけてゆっくり喉に効かせるものがありました。

 

現代で言うバッカル錠のようなものですが、色々あり今は無くなりました。

 

そもそもバッカル錠ってなんだろう?

 

と、言われるかもしれませんがバッカル錠は頬と歯茎の間にはさみ、唾液でゆっくりと溶かせて口腔粘膜から吸収させる薬です。

 

薬剤師をしていてもバッカル錠見る事はあまりないような気はします。

 

少し話が脱線しましたが、金羚感冒散は喉の痛み関しては重宝します。

 

高熱時に何かと役立つ羚羊角という貴重な生薬も入っています。

 

しかしながら発熱には牛黄や西洋薬の解熱剤などを一緒に使うと良いかと思います。

 

喉から風邪がくるという人には常備薬としてもいいのではないでしょうか。