抗がん剤治療中に肝機能の低下が心配という相談をよく受けます。
抗がん剤は種類によりますが肝臓に負担がかかり肝機能障害などになる恐れのあるものもあります。
肝臓機能が低下していると抗がん剤の減量や中止などが検討されます。
肝機能が原因で治療が思うようにいかないと悩まれる方もいます。
また、肝機能低下による倦怠感や悪心嘔吐、食欲不振、かゆみなど症状でも悩まされます。
抗がん剤治療において肝臓を守ることはとても大切です。
漢方薬の先進国である中国ではこの分野の研究が進んでいます。
中医学で言う『肝』ではなく内臓である「肝臓」を守る生薬ですね。
近年ではこういった漢方薬の西洋医学的な使い方の研究が進んでいます。
ちなみに中国では漢方薬の点滴や注射剤もあるんですよ。
抗がん剤治療においては副作用が少なく治療がしっかりと受けれる事が大切です。
そのためにも肝臓はしっかりと守ってあげましょう。