親知らずの推拿 | 漢方ルーム・じおん

漢方ルーム・じおん

不妊カウンセラーです。

先週、お2人ほど、親知らずがもとでの痛みを訴える方がいらした。
●首筋がピキンとつれるように痛み、肩先まで響くという男性は、親知らずのないほうでばかり咀嚼されていた。
●出かかり(まだ抜けるほど歯が出ていない)の親知らずが痛むが、虫歯的な痛みではないという女性は、舌の側面のしびれや頭痛もあり、口がしっかり開かなかった。

どちらの方においても、親知らずの存在が、歯の咬合力(こうごうりょく)のバランスを欠かせたことによる不調でした。

咬合力は、男性で70キログラム、女性で50キログラムという説があるほど、強くてデカイもんです。正しい咬み合わせができなくなれば、アゴの関節を支える筋肉や、それに連携する筋群にも、多大な負担がかかってしまいまする。

なので、推拿としては、
顔、頭、首筋、肩先、鎖骨周りなど、外堀をざっくり緩めてから、いよいよ本丸へ。
耳の付け根の表裏や頬骨周辺のツボ、頬の上から歯茎も押しつつ、顎関節の要所を両側同時にぐっと決めまする。
こっからは、患者さんとの連携プレー。例えば猪木のように下アゴを突き出しては引っ込めるといった関節運動各種をしていただきつつ、微調整。
小さな小さな筋肉の縮みを整えてくんですが、翼突(よくとつ)筋ってやつに、あららっ?ヘンだわ、を触知することが多いっす。

たかが歯の一本、されど一本。
ささいだったアンバランスが、積み重なれば、やがて身体の各所へと…。

【オマケ】
こないだ、大会出場用にマウスピースを作った。
今まで、お湯でふやかして嵌めるイサミの簡易マウスピース(千円)しか使ったことなかったんで、二万円の高額に
<(_ _;)>だった。
けど、正しい咬合力は、全身の力の伝達をスムーズかつパワフルにするんですよね。
いやはや…
我が身も振り返りつつの、施術となりました。
(^-^ゞ