治療への選択2(携帯リンク付) | 漢方ルーム・じおん

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不妊カウンセラーです。

「治療への選択」を書いたのは、おととしの9月。

http://ameblo.jp/sumiredou/entry-10341509584.html

本日はカジュアルに書きまする。

月日の経つのは早いなあと思いつつ、また同じことで思い悩んだなっと反省中。

暮れに薬店を開いたもんだから、あたし、中医の道にはりきってしまっていましたわ。

けど、薬店を開く前のうちは整体院なんで、一部の患者さんにとって、漢方薬は●●薬局(jまたは薬店)、整体はすみれ堂、みたいなご自身での区分けもあったりする。それは、その方その方の個人の選択ゆえ、私がどうこう出来る話じゃない。

しかし近頃・・・この点での間合いの取り方に考え込んでしまった。

うちが漢方薬も扱うということで、気軽に「今、こんなの飲んでるの」とお知らせくださる方がいる。

けれども・・・聞いてしまうと、聞き流せなくなってしまうことがある。

ここんとこ、それが数件、続いたかな。

・・・それって、弁証(診立て)、真逆じゃんっ?!

・・・・少なくとも私は出さないな

そんな印象を抱きながら推拿をする。

で、推拿では全身を施術するので、そうした思いがいっそう深くなる。

全身を触るというのは、自分が舌診やら問診etcをして、2~3の候補にしていた漢方薬の善し悪しを決定づける貴重なライブ情報を受け取れるチャンスだからだ。

ご本人の主訴と、こちらが感じた病因とのすりあわせが出来る。

案外ここが重要で、ご自身が思ってた不調箇所の他にも、あやしいところが見つかるからだ。

となると、

・・・・やっぱ、さっき聞いた漢方薬、ありえない。

そんな想いに囚われる。

「替えたほうがいい?」と聞かれてないのに、ついコメントしてしまう。

これは、うちで買って欲しくていってるわけじゃない。

●●薬局(または薬店)をサゲたいわけじゃない。

けれど、申しあげ方に気をつけなければ、相手を混乱させるだけだと反省した。

漢方薬は、一部の下剤系を除き、よほどのことがなければ、弁証を誤って出されても、とんでもないことにはならない。

★★効かない★★

ただそれだけである。

★★うんともすんとも変わらない★★

しかし、ここが落とし穴にもなる。

そして、可もなく不可もなくで飲み続け、漢方っていまいち・・・と離れていく。

これが一番哀しい!!

いまいち、と離れる前に、「もっと効くのはないか」とか「もっと真剣に出せ」とか、提供する側に対し迫ってほしいし、提供する側も、そんなふうに迫ってもらえるほどの熱意で弁証してほしいと思ってしまう。

このことは、自分にも言い聞かせていることだが。

とはいえ・・・

度を超せば、これも患者さんには重い、はた迷惑な話になるかもしれない。

・・・そして、こう書くと誤解されかねないが↓

何となく「漢方を飲んでる」。その行為自体に安心されている方って、わりとおられる気がする。

漢方薬は効くのに時間がかかる、のではなく、

漢方薬の健康への役立て方への意識醸成に時間がかかる、ってことかな?

焦らず、想いを押しつけず・・・。

自戒を込めて、書かせていただきました。


★今週11日金曜日は祝日ですが、12時から夕方まで開院いたします★
■□■新宿すみれ堂/03-6380-6791/月火水金土12:00~20:30(最終電話受付。土は~17:00)/木日祝は、通常の開院時間帯での事前予約応談■□