【前フリ】
「今日も私は嘘をつく」
http://ameblo.jp/kmw6/entry-10460847010.html
↑
ちと、衝撃的なタイトルではありますが・・・これは、ブロ友「びーとるママさん」による記事のタイトル。
彼女は老人介護施設に働く元気なママなんですが、時折アップされる仕事関連記事の「眼差しのやさしさ」に、
私は心打たれてます。
ともすれば凄惨な現場であるはずなのに、ユーモアと明るさたっぷりで対処されてます。私の父も晩年をグループホームですごし、献身的な職員さんに介護していただいたんですが、そのせいかなっ、ついつい感謝をよみがえらせてしまいながら読んだりしちゃうんです。
皆さんもぜひぜひご一読を!
でっ、
↑くだんの記事へのコメの代わlりというか・・、あらためて関連記事もここにアップしてみた次第っす。
【認知症の大別】
a脳血管性→脳梗塞などで、脳の血管・血流にトラブルがおき、栄養されなくなった脳細胞が死滅して起こる。
bアルツハイマー型→神経細胞が変性するなどをはじめ、何らかの原因で脳細胞の萎縮で起こる。
cその他→調べてたら、bに分類されてるケースもあるようですけど、レビー小体型などがある。
*bやcにおける脳内の細胞組織の変化、私の頭ではうまく説明できませんけど、通常1400gkの成人脳は、発症後10年で800~900gに萎縮してしまいます。とくに大脳の萎縮が大きいとのことです。
【レビー小体型認知症】
少々耳慣れない言葉ですよね。これは主に脳の前のほうの組織の変性で起こるようで、ウイルスやクラミジア、重金属中毒など、異常な物質が溜まり、細胞内に「封入体」といういらないものをこしらえてしまうのが原因とのこと。ちなみに、狂犬病における封入体は、海馬や小脳にできるとのこと。
病気によって、いらない封筒が届く場所がちがうんですね。
【西洋薬】
●びーとるママさんの記事に出てくる薬名が「アリセブト」。
●これは、軽~中型認知症の治療薬。レビー小体型にも使われているようです。
【成分】
●アリセブトは商品名で、成分名は塩酸ドネぺジル。★コリンエステラーゼ阻害薬★です。
【お薬の作用1】
●お薬によって、さまざまな作用機序がありますが、「コリン」とつけば、自律神経の神経伝達物質アセチルコリンだと思ってね。
神経と神経の間には、すご~くわずかな隙間があって、これをシナプス間隙っていうんだけど、このすきまで橋渡しを行う物質の一つです。
●そんでもって「~~ーぜ」とつけば、酵素の仲間。
酵素は主にタンパク質からできてて、物質の変化を手伝うもの。それこそ、口から食べてうんちに出すまで、どれだけ多種の酵素が働いてくれているかわかりません。
●でっ、結論。
このコリンエステラーゼ阻害薬というのは、アセチルコリンを分解するエステラーゼという酵素の働きをストップ(阻害)しちまいましょうという意味です。
【お薬の作用2】
認知症の分類で書いたbcでは、脳内に必要なアセチルコリンが減ってしまっているんだそうです。
減った→ならば増やしたい。ところが、それは出来ない。
だったら、
アセチルコリンが少ない→酵素のエステラーゼに分解させない→アセチルコリン温存。
とまあ、こんなふうに、これ以上減らさないため、酵素本来の働きを止めるって薬理です。
なので、
bcの認知症に「アリセブト」というお薬が効くか?と聞かれれば、「根本的な解決には至らないお薬」というほかないと思うのです。
【漢方薬】
昨今、注目を集め、臨床データが増えているのが「抑肝散」(よくかんさん)。中医的には、「切れる若者に効く」とされ、青少年の怒りの感情などに用いられてきましたが、わが国では認知症の方への処方効果が報告されるようになりました。
●基本方の構成成分は、柴胡、甘草、当帰、白じゅつ、ぶくりょう、釣藤鈎。
ツムラの製剤では白じゅつ→蒼じゅつです。
この中で、副作用の面でわずかに懸念があるとしたら、柴胡かな。C型肝炎の治療にインターフェロン製剤を使ってらっしゃる方には「慎重に」となります。
もし抑肝散が認知症に威力を発揮してくれたら・・・アリセブトより、身体への負担が少ないと私は思います。