アランさんが帰った日、
一人になってお皿を洗いながら、
たまたまBGM代わりに付けていたYoutubeが面白かった。
「秘密のケンミンSHOW極」という番組の、
大阪神回まとめ
大阪の人あるあるなエピソードがいっぱいのテレビショーでした。
いろいろなエピソードを、大阪の道行く人にインタビューをしながら、
大阪人だった母を思い出しながら、同じすぎて大笑いしながら、
懐かしみながらみていました。
母のアレは、大阪人だったんだな~と。
それを知らなかった私は、不快に思ったりして、
時には母にキレ気味に文句を言ったりしていました
この番組を見ると、大阪と大阪じゃないところの文化の差だったんだな~と
今更ながらに知ったわけです。
それが、この番組の中のエピソードで、
「大阪人は気になったら何でも聞く」
ということ。
この番組の中で、インタビュアが大阪の中心地を歩く人に
「いっしょにいる人が、かかってきた電話に出て切った後どうしますか?」
という質問をしました。
答えた人たちは、
「誰?誰から??」と聞くと
「先輩でも後輩でも関係なく、後輩だったら、誰なん?先輩やったら、誰からっすか??
聞かないわけないやないですか!!てか聞くでしょ普通??」
とインタビュアに逆に聞いていました
他にも沢山の人が、同じように答えていて、
「聞かないのがありえへん」と.....
テキストメッセージしているときも同じだと。
「誰と??」って、
東京の人に同じ質問をしたところ、
「一緒にいる人が電話に出たら、なにか聞くなんて絶対ないし、
電話かかってきたらそこから少し離れる~」
「プライベートには入らない」
と、ほぼ私と同じ考え......
それに対して、ある大阪の人の答えは
「プライベートに入ってこないはないやろ、知りたいもん」と大笑い。
ちなみにこの動画のコメント欄に、
「かなり番組用に盛ってあるところもあるので話半分にしてください」
というようなコメントがありましたが、
うちの大阪人の母はこれらの特徴にぴったり!!
「大阪人は気になったら何でも聞く」
母は私が電話を切ると「誰なん?」「何やて??」
とにかくなんでも聞いてくる。
ですぐ、突っ込みを入れてくる
若いころはそれが、鬱陶しくて、不愉快で、
「なんでも知ろうとしないで!!」
とキレていました。
大阪人だから仕方がないと思えば、全然許せたのにな
と思って、ふとこれってアランさんもじゃない??って思ったわけです。
アランさんも「気になったら何でも聞く」
それが、私をたまにイライラさせていたのです。
毎日のビデオコール中(ビデオコールはスマホでしています)、
時折私が友人からくるテキストに返信をしてると、
「誰から?ゆず子??何言ってる???」
テレビ画面を見ると、
「何のテレビみてるの?面白い??」
「何の映画?オリジナルタイトルは??」
(洋画はオリジナルタイトルと日本の作品名が大きく違うから調べないといけないのがめんどくさい....)
旅に行けば、私も良く知らない街なのに
「どっちなの?何に乗るの??」
「どこに向かってるか分かってる???」
たまに、「もう、うるさい!!」ってかつて母にいだいたような
不愉快さとイライラを覚えることもありましたが、
アランさんだって、口に出さないだけで、私にたいして
何か不満を持っていても我慢しているかもしれないから
どうしても我慢できないことじゃないし....と黙っていたのですが、
今回は、なぜか我慢しきれず、
「そういうの嫌いなんだよね!!」
って言っちゃいました。
それはアランさんの日本滞在もあと3日となった、ランチタイム。
その日は、アランさん、炭火焼きハンバーグが食べたいとのことで、
ハンマーヘッドにあるハングリータイガーへ
予約しないで行ったにも関わらず、港が良く見渡せる席に案内されて、
ワクワクしながら私たちのハンバーグがやってくるのを待っていました。
ついにジュウジュウ焼かれたハンバーグがやってきました。
アランさんは、トッピングにチェダーチーズを頼めるとのことなので、
頼みましたが.......
やってきたチェダーチーズは添加物が入ったやわらかいスライスタイプのもの。
見た瞬間アランさんは「あ~いらない」というので、
「では、私のお皿に」と私がチェダーチーズ乗せを食べることに。
日本のこういうチェーンのレストランではよくあることで、
アランさんは悪くないんですけど、
私はチーズは必要ないのに、勿体ないな.....と思っちゃうのです。
たかだか数百円、しかも私が払うわけじゃないのに....
美味しく食べていたら、「食後は、近くのバニラビーンズでお茶したいな」とアランさん。
以前来てハンマーヘッドのお気に入りのカフェです。
「ショコラッテ飲めるかな?」と聞いてきます。
おそらく、季節的に今日みたいな初夏の陽気なのに、
あたたかいメニューにあるのかなってことだったと思うのですが、
ショコラッテは看板メニューだし、無いわけないと思ったので、
私は特に調べることなく、
「大丈夫、飲めるよ」と答えました。
そしたら、アランさん、
「本当に?それは確か??」と言ったのです。
私は、それにカチンときて、
「私、そういうのが本当に嫌いなの。聞いて答えたことを疑うなら、
聞くべきじゃないよ!すごく不愉快。私は馬鹿じゃないんだから。」と......
アランさんは、すぐに、謝ってくれました。
「ごめんなさい。もう言わないし、疑ってるわけじゃないし、馬鹿だなんて思ってない、むしろ逆。」
アランさんにとっては、いろいろ聞いてくるのは、
私を疑ってるとか、信じてないとかそういうわけじゃなくて、
なんとなくそういう性質みたいなものかな....と感じることもあったけれど、
この日は言ってしまいました。
言って以来、アランさんもすごく気を付けてるみたいです。
私は言って良かったのかな......と何度も考えてしまいます。
でも、このYoutubeを見て、もしアランさんが大阪人(というかそういう文化の人)だったら、
そういう文化だと思って、イライラしたり不快に感じたりしなかったかもな....
と思ったわけです。
母に対しても同じ。
もう、だから大阪人はって突っ込めて楽しめたかもな.....
母に会いたいな~
ランチの後は、バニラビーンズで楽しいティータイムを過ごしました