今日ははじめての結婚記念日です。
 

長い長い1年でした......

色々なことがありました.....

2022年のクリスマス休暇を日本で過ごし、
2023年の年明け早々にアメリカに帰国したアランさんから
ニューヨークにとても良いアパートを見つけたから
早速引越すことにしたので、すぐにでも結婚しようとの一声で、
色々なことが大きく前に進むことになりました。

アランさんは2月に1週間の休暇を取り再来日。
1週間のうちに結婚のための手続きを整え無事結婚。

 

区役所は、結婚後すぐにアメリカに帰り、
私の渡米のためのビザを申請しなくてはならないアランさんのために、
特別に婚姻受理証明書をすぐに発行してくれました。
 

無理にお願いしたわけではなく、少し前に電話でこの証明書の発行に
どのくらいかかるのかを電話で問い合わせた記録を残してくれていたのでした。

いつも仕事では役所とのやり取りに、イライラ、むかむかすることばかりでしたが、
この時は本当に私たちの立場にたった対応に驚き本当に感謝をしました。

ありがとう。横浜市中区!!

なんとか無事に結婚をし本当に幸せな気持ちになりました。
アランさんは結婚後は2カ月ごとに日本に会いに来ると宣言をしてくれました。

本当に2カ月ごとに来日してくれました。


この1年間だけでJALのマイレージが14万マイルたまったそうです。

それからのこの1年本当にいろいろありました。

まずは、結婚翌月の3月にアランさんがレイオフ。
いきなり失業です。

そのときアランさんは本当にガッカリしていましたが、
「何も心配しなくていい。2年は仕事が見つからなくても何とかなるから。
予定通り二ヶ月ごとに日本にも来るから」と、
自分の資産状況を知らせてくれ、逆に私を安心させてくれました。

というか、2年も仕事が見つからないってこともあるのか.....と思いました。

私は、何も心配していない風を装っていましたが、
結婚翌月にレイオフなんて、私って彼にとって良くないことを招く存在なのではないかと
心配になりました。

アランさんはそんなときも私には決してネガティブなことは言いません。

きっとショックだったでしょうし、

悔しかったと思います。

でもそういう姿は絶対に見せませんでした。


優しい人ですが本当に強い人だと思いました。

まあ、結局2週間後には、数カ月前に退職していた、

アランさんが大好きだった上司が移った会社に採用が決まり、

アランさんにとっては、とても良い結果になったようです。

その上司が退職する際、アランさんはとても落ち込んでいたので、
採用が決まり、また一緒に働けることになって本当に幸せそうです.......

ひと安心しているところで、6月にアランさんが地下鉄の階段で転倒、大けがをし
ERに運ばれるという事故が......

 

 

この事故の直前、私は父の老人ホーム探しに苦戦したり、
その先の引越しのこと、
スクールの仕事も学年度末&退職前で忙しくて、
とにかくいっぱいいっぱいで情緒不安定気味で、
ついいつも前向きで明るいアランさんに冷たくしてしまいました。

この事故が起きたとき、私のせいだと本当に後悔し反省しました。

アランさんは、自分が慌てて階段を降りたからで、

これからは本当に気を付けようと思う。

その気付きがあったから良かったのだ。とどこまでも前向き.....


私は、アランさんを困らせることは止めようと心に決めました。


7月は、来日したアランさんと息子とで父を福岡の兄の近くの老人ホームに送り届けました。
父が福岡に移って、私の一人暮らしが始まりました。

父の福岡移住、私の引越し、本当に本当に大変だった。

 

9月からは、ほぼ毎週末息子はアランさんと過ごしています。

 

週の半ばに息子からアランさんに、

「今週末行っても良い?」

とメールがくるそうです。

 

ふたりの顔が見られる週末は私にとっても安心で幸せな週末ですが、

アランさんはせっかくの週末を私抜きで息子のお世話をしてくれているので

申し訳ないです......


私のほうは新しい生活が落ち着いたころ10月には帯状疱疹になりました。

そして11月の終わりに私の子宮癌がわかったのです。
アランさんに申し訳なくて涙が出ました。

もうさすがのアランさんもウンザリしているのではないかと思いました。

ここまで良くないことばかりが起きていますから.....


私の笑顔が見たいからと、夏に引き続き、年末の息子の航空券代も送ってくれました。


アランさんはクリスマス、お正月を日本で過ごし、

手術前にと、沖縄旅行にも連れて行ってくれました。

のんびりリラックスするための旅行だからと

飛行機はファーストクラスでした。

 

3時間ほどの短いフライトでしたが、美味しいシャンパンと食事で、

ゆったりできました。

 

ファーストクラスって、お酒のお代わりに「すみませーん!」と伝える必要もなく、

グラス3分の1になるとCAさんがすでに横に立っていて、

お代わりいかがですか??って聞いてくれるのですね。

到着するころにはすっかり酔っ払いでした。


沖縄では美しい日の出とサンセットが見えるホテルでのんびり過ごせました。
病気のことを考えると不安だったけれど幸せでした。

1月終わりの手術のために再来日してくれ、

手術の日の当日は、8時半から夜の7時まで手術後私に会えるのを

病院内で待っていてくれました。

手術後にアランさんに会えた時は本当にうれしかった。

本当に本当に大変な1年でしたが、
アランさんは本当にウンザリしていないそうです。

変わらず、私のビザが取れるのを毎日毎日ウェブサイトをチェックして
待ちわびています。

変わらず、私と結婚できたことがまだ信じられない。
自分は本当にラッキーだと言っています。

私には、そう思われる心当たりが全くありませんので

正直不思議で不思議で仕方がありません......


間もなくアランさんと一緒に生活できるようになります。


一緒に生活すれば、さすがにきっといろいろあると思います。

ついにウンザリされちゃうかもしれません。


ただ私はここまでの感謝を絶対に忘れないように、
アランさんをずっとずっと大切にしていこうと
はじめての結婚記念日に改めて誓おうと思います。

そして、今日はこの感謝の気持ちをアランさんに伝えようと思います。

 



結婚式の教会の花
(ゆず子さんが選んでくれました)