すみれデスにゃー



ぴんぽん音譜



こんな時計時間に来る人といったら

主任うり坊以外の誰でもない。



家の中にいるものを、隠れたりして

ごまかせるはずもない。





にゃー「来た・・・・・」




かたつむり「誰がはてなマーク




にゃー「彼氏」



かたつむり「・・・・。

  オレは、どうしたらいいですかはてなマーク




にゃー「普通にしてて。


  大丈夫だから。」




小声ですばやく話して、

玄関のドアドアを開けたの。







主任うり坊はまず、ドアを開けているあたしを見て


その直後、

あたしの背後に立っているPに視線を移した。


Pはうろたえることもなく、軽く会釈した。






(゚д゚;)



主任うり坊はビックリしたのと、

怒ったような表情のまま一瞬固まった。







そしてあたしの顔とPを交互に見た後、

悲しそうに少しだけ目線を落とした。





にゃー「ごめん・・・・。


  話してたの・・・・・・・・・・。」






うり坊「オレ帰るわ」




すばやく状況を読んだのか

主任うり坊はスタスタと、廊下を引き返していった。

足音が遠ざかっていく・・・。





あたしはノブを握ってドアを開け放ったまま

立ち尽くしてたんだけど



主任うり坊の足音が、階段の手前で止まったの。





あたしはクツを履かないまま

廊下を歩いて主任うり坊を追いかけたの。





主任うり坊は立ち止まって、こっちを振り向いてた。






近づいて行ったら、

こちらに向き直った。





にゃー「本当にごめんなさい。


  ケリつけるから。今、話しないとダメなの」





うり坊「・・・・・・・・・・・・。


  帰らないで車ん中で待ってる」




にゃー「はい」






そして階段を降りていった。








家の中に戻ると、Pが待っている。




かたつむり「ごめんね。大丈夫はてなマーク




にゃー「大丈夫、こっちでちゃんと話し合うから。




  さっきも話したよねはてなマーク


  あの人を悲しませたくないの。



  Pに対するあたしの気持ちも正直に話したでしょはてなマーク


  あたしに、Pへの気持ちが残っているって分かっていながら

  付き合うって言ってくれたんだよ。


  承知で受け入れてくれてたの。


  だからあたしはあの人に、これからは正面から向き合いたいの。」





かたつむり「また、連絡する。メールするから」





Pはそう言って

車に乗り込んで帰っていった。





そのままあたしは、主任うり坊の車に近づいたの。





主任うり坊が降りてきた。





うり坊「・・・・・・・・・・・。」



そのまま立ち尽くす。




にゃー「寒いから、中に入って話そう」




重い身体を持ち上げるように、階段を登り

再び部屋の中へ。





うり坊「なんでまた来たんだはてなマーク終わったんじゃなかったのかはてなマーク


  何の用があって・・」




さすがに、お食事に行ったと話すだけの

勇気が出せなかった汗




にゃー「友達のCDCDを取りに・・・・」




とっさにウソをつくあたし。

車のトランクに入りっぱなしの、

又借りのCDを返したのは事実だけど…




それを聞いた主任うり坊は、はんビックリマークと鼻で笑った。





うり坊「たったCDCD1枚のために来るなんて、

  未練たらたらじゃないか。


  すみれにはもう彼氏がいるって知ってんだろはてなマーク



  それなのにまた来るなんて、しかも

  家の中に入るなんて非常識なヤツだ。


  けしからんねむかっ

  



Pだけが悪く言われるのが、とてもつらい。




でも、自分がまいたタネだよね。





にゃー「未練じゃなくて、車検のことで1度話したから


  気が緩んだんだと思う。



  別にやり直そうって言ってきたわけじゃないよ」





うり坊「どうだかねえ」





にゃー「向こうは、お母さんとかご家族が

  あたしのこと可愛がってくれてたから、


  家族に色々言われてて、それで」





うり坊「じゃあ家に行って、荷物引き取って


  はっきり言えばいい。“もう終わりましたんで”って。



  何なら、オレが話してやろうかはてなマーク





主任うり坊には必要のないバトルだ、これは。





主任うり坊はただ、

あたしと普通に付き合いたいだけなのに。




どうして単純に幸せになれないんだろうはてなマーク





うり坊「すみれの気持ち次第だ。



  すみれはどうしたいんだはてなマーク


  元カレのコトがまだ忘れられないのかはてなマーク





 ・・・・・ま、人の気持ちはそう急に割り切れないってはてなマーク


 それもそうだけどな。」






にゃー「あたしは、本当に主任うり坊が好きだよ。


  こんなに優しい人はどこ探してもいないよ。ごめんね」






その夜は主任うり坊に朝までいてもらった。




あたしの心がどこにも行かないように。





そして、今までのPとの生活、P家族との関わり


あたしがアパートで暮らしているワケ、



話を聞いてもらった。




いつも、主任うり坊

あたしが肝心な話をしない、といってた。



多分、Pに関わる話は避けていたから、

話が不自然に繋がらなかったんだろう、と思う。



だから、今まで話さないようにしていたことを

色々と話したの。




あたしは、出来るだけ

ありのままで過ごすようにしないと


  

いくら知恵を絞ったってダメなんだって思った。



主任うり坊にはばれてしまう。


そして、傷つけてしまう。何度も、何度も。






・・・・・まだまだ続く。