すみれデス![]()
近頃、鼻のかみ過ぎで、鼻血がよく出ます。
・・・エロいから出るのではありません
けっして(笑)。
では、昨日からの続きデス。
「あ・・・もしもし
」
聞こえてきた女性の声は、
元彼Pのお母さんの声だった・・・。
※俗に言う、“ママりん(笑)”ね。
久々に聞く声は、
たとえ元彼本人のものでなくっても、充分あたしの心を
かき乱したわ。
優しいばかりじゃなかったけど
この人には、本当に可愛がってもらってたのよ![]()
あたしも、付き合ってた頃はほとんど毎日家に行っていて
半分住んでるみたいなものだったし。
「あどうも、お久しぶりです
」
「・・・お久しぶりです
」
「元気なんですか![]()
あれから・・・全然姿を見なくなっちゃって」
「すみません。ご心配かけてしまって」
「・・・・・・・・・・。
本当なの![]()
本当にダメになってしまったんですか
」
「○○君(Pの名)は、・・なにか言ってましたか
」
あたしはちょっとズルイけど
お母さんならPから何か聞いてるんじゃないかって
探りを入れてみました。
「うん、なんだか。
“上手く行かないんだ”って。
あの子もなんだか優柔不断って言うか、
はっきり言わないし。
我が子ながら、何を考えてるのかさっぱり分からなくて。」
「そうなんですか」
やっぱり、誰に対してもそうなんだ。
ていうことは、彼の心はやはり誰にも理解しきれないもので
彼なりに終止符を打ってしまっているのかもね・・・。
「すみれさんは、色々一生懸命やってくれてて。
ウチのお父さんともいつも話してたのよ。
あんな子がウチに来てくれたらいいねえって。
あなたのコト、ほんとに可愛くて。
本当の娘同然だと思ってたのよ。お父さんもね。
今、ウチの中は火が消えてしまったみたいなのよ。
すっかり暗くなっちゃって。
こないだ、お友達と公民館のお祭りに行ったんだけど
そこでキーボード弾いてる人がいて
なんだかあなたと重なっちゃったっていうか。
いたたまれなくなってしまって・・・。」
自画自賛じゃないけど、
訥々と語るPのお母さんの言葉が嬉しくて、涙が出てきてしまったから
書き残させておくんなまし。
それに、あの強気な人がここまで言ってくれるなんて、
よっぽど寂しいって思ってくれてるって気がした。
「そんな風にあたしのこと思ってくれて、ほんとうにありがとうございます。
あたしは・・・はっきり“さようなら”ってしたわけじゃないですけど
もう終わりなんだって思ってます。
○○君(Pの名)も、本当に仕事が忙しそうだし・・」
Pのお母さんはあたしの言葉をさえぎった。
「でもそれは、仕事は仕事。
プライベートをちゃんとしないで、仕事が忙しいったってね。」
「・・・・。」
「あたしも若い頃、経験があるのよ。
お父さんとお一緒になる前、
好きな人がいて・・・でもどうしようもなくて、上手く行かなくて
身を退いたの。自分から。
しばらくは辛かったのよ。
だから、すみれさんの気持ちを考えると可哀想で可哀想で」
あたしもずっと昔、プロポーズされた後でダメになった昔の恋を思い出しちゃった。
あの時も、向こうのお母さんから手紙が来たんだったっけ。
“心の余裕のない息子を、どうかお許しください。
また時間が経っても、お互いに気持ちがあるのなら
それがご縁というものですし、私はそうなることを祈っております。”
「どうか・・・・・元に戻ってくれるって、
私は祈ってますから。」
Pの母親も、おんなじことを言う![]()
ごめんなさい。
あたしにはもう、付き合い始めて
セックスまでしちゃった主任
がいるんです・・・・・・・・。
主任
とPの、どちらとも言えない男の顔が
まぶたの裏で、涙で・・・ぼやけていた。