すみれデス![]()
東京から、
主任から、
想い出からさえ逃げ出したくなっていたあたし。
前を歩く主任
の後姿に、抑えきれずまた涙が出る。
どんな顔して歩いてればいいのかも分からん。
もういいから、帰りたい(_ _。)。
きっと、主任
も、こんなあたしに嫌気がさしてるかも。
あぁ、辛いなぁ・・・
。
すると、あたしとの距離に気が付いた主任が
振り向いて手をさし伸ばしてきた。
・・んで初めて、手をつないだ![]()
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。
人ごみ嫌いなあたしだけど
雑踏の流れと、雑音の中にあえてほんの少しの間
すっぽりと浸ってみた。
そして、こういうことを考えたの。
“P、あたし、Pの知らない人と手をつないじゃってるよ![]()
これから指輪買いに行くんだよ![]()
ちょうど去年の今頃だったっけ。
Pと東京に来て、あちこち見に行ったよね。
あの時からは想像もできないよ、1年後、こうなっているなんて。
春には2人で、毎日のように
お花を見に行ったよね。
あれからまだ、たったの半年。
半年だよ。
まだ、記憶が鮮明すぎて
目を開けたら、手をつないだ先にいるのがP以外の誰かなんて
信じられないよ。
あたし、もうこんなとこまで来ちゃった。
ゴメン。
進むことができなくったって
引き返すことは、もっとできないんだ。
なんか、ドラマみたい。
誰かの書いたシナリオから、もう逃れられないみたい。”
これじゃ、イカン。![]()
これじゃイカンだろう
誰がどう見たってさ。
酔いしれてるし(恥)
引き返すことができないなら、
もう進むしかない。
あたしはハラを決めた。