がっつり飯食っでグランドへ。


ランニング、アップ、キャッチボールを手早く済ます。


ボクは市内では優勝できると思っている。

でも少年野球だからね。

何があるか分からないよね。


バッティングに一人で勝手に悩んでいる息子。

悩め、悩め。


野球やってる限り終わりはないよな~、きっと。



1番ショート。

今春からの定位置である。


相手は市内では最も名門っぽいチーム。

毎年確実に強いチームを作ってくる。


我々のような上手い子頼みの当たり外れの多い行き当たりばったりのチーム作りの

真逆である。


さ、息子よ。

第一打席。


打ったね。

ライトにきれいにライナーでもってったね。

シングルヒット。


盗塁きめた。


3塁に進塁してきた時に

コーチャーズボックスにいる実父であるワタクシに

チラッと見せた笑顔。

うれしそうだったなぁ。



第二打席。


スコーン!


行った!走れ!よっしゃ!

・・・叫んだけど・・・


・・・いい当たり、でかかったけど・・・レフトに好捕されたね。



この試合3対1で勝利した。

両チームともに1安打ずつしか打てなかった。



あと二つ勝って本戦に行こうぜ!



午後3時くらいからいきなりの大雨となった。

こりゃ帰るのたいへんだ・・・と

・・・息子の母親に電話してみた。


「・・・来れる?」

「・・・・・・・・・・・・・・・(長い沈黙)・・・・・子供連れて?・・・・」

「え?」

「・・・・・・子供連れて?」


・・・・・・・・・・・・・

この大雨の中を残りの子供連れて家から出ていくのが

めんどくせーから自分で帰ってこいということを省略して

仰ってたそうで。


そう気づいたので

「・・・・あ、いいです。」と電話切りました。


もちろんこれ以上ずぶ濡れになれないくらいずぶ濡れになって帰りましたぞ!


玄関で息子とボクの泥だらけずぶぬれのユニフォーム見て

「あーあ。また洗濯だね。」


洗濯するのはワタクシですからね。


ユニフォーム一度も洗濯したことないくせに

いうんじゃねーよ。冗談きついぜ、このくそ・・・・って

そのままグランドに帰って、スライディングの練習でもしたい気持ちでしたが

黙って黙って黙り込んで

その後も黙々とこなすべきことをこなしました。


長女のほっぺ触ったら

「やめてよ!」ってけだものを見るような一瞥をいただきました。


朝は「おはよう」って笑顔で言ったら

「気持ち悪い!」って言われました。



その後母親から聞いた話だと

初めて例のあれがきたそうです。


女性になったんだね。


もうボクが汚らしく見えるんだね。

しかたないね。


さみしいけど

大食いのキミとラーメン屋やそば屋をハシゴしたこと

忘れないよ。


よし、お馬さんのいるところに連れていってやるぞ!

って中山競馬場に連れてったら

芝生の上で戯れてる鳩さんを指さして

「お馬さん、お馬さん♪」って喜んでたのを忘れないよ。


ちょっとおしゃれな欧風レストランで

大便洩らしちゃって、テーブルの下に固形物転がってたの忘れないよ。


ららぽーとでも洩らしちゃったよね。しかも軟らかいのを。


「さび抜きで」ってお持ち帰りで作ってもらった鉄火巻に

尋常でないくらいのわさびが入ってて

気が狂ったように泣いてたよね。


あー忘れない。忘れない。


さようなら。



私は長女よく連れまわした派です。

うれしくてね。


元気です。

どんなときも。