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読み終えた。
心が震えた。
戦争って。
子供って。
夫婦って。
命って。
そして、思い出しました。
実母は満州からの帰還者だったのです。
・満州から帰ったきた。
・港に向かう列車がトンネルに入る時、手ぬぐいを濡らして
鼻と口を押さえないと死んでしまう。
語ってくれたことの中で覚えているのはこれだけ。
8年前に亡くなった母。
苦労したんだろうな。
母は実の親の顔を知らないらしかった。
我々4人の子供を育てるにあたって
「自分と同じ苦労をさせたくないという気持ちだけだった。」
って、死ぬ前に聞いたことあった。
父親は酒乱状態になったとき
母親の出生について、馬鹿にする発言がよくあった。
子供心に心の奥底で重くて哀しい気持ちになったことを覚えている。
でも今ボクが直接的に
孝行できるのは父しかいない。
その父は、一時は一家離散か・・・・・という苦労を家族、
いや、母親にさせている。
母親は一人で4人を育てていた時期がある。
・・・・・・・・・
母さん。
母さん。
ボクは母さんに何もしてあげられなかった。
高校に合格した時も
大学に合格した時も
誇らしげな顔でご近所のみなさんに報告していた母さん。
でも実はボクの第一志望じゃなかったってこと知ってたのか知らなかったのか。
母さん。
母さん。
ボクが会社辞めるって言った時(20代のとき)
「あんた、どんな思いで育ててきたか分かってる?・・・・」
って電話の向こうで泣いてたね。ごめんな心配かけて。
結婚して子供が出来て
転勤して・・・帰省の度に喜んでくれたね。
母さん、ボクのこと、自慢だったんだよね。
4人子供居ても、ボク以外3人は札付きのアホだからね。
でも実は裏切り続けてばかりだったんだ。
少なくともボクの気持ちの中では
「母さん、ボクまたくじけちゃったよ。」ってことんばかりだったんだ。
今もそうだし。
あ、母さんがずっとほしがってたマイホーム。
ボク買ったんだよ。
母さんが生きてるうちに見せてあげたかった。
母さん。
母さん。
母さん。
母さんに会いたい。
母さんに会いたい。
ボクを寝かしつけてくれ。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・「赤い月」を読み終えて・・・・
・・・・・・・実母のいろいろなことを思い出し・・・・・
・・・・・・・・・・・涙を流しながら・・・・・・・・・・
・・・・・・・・そのまま山手線に乗車したまま眠りこんで一周してしまいました。
次は
- 少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)/石田 衣良
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を読んでいます。
私は母さんに借りたお金返していない派です。
独身時代に中古の自動車買うお金借りてね。
本当に馬鹿息子です。
元気です。
満州や残留孤児のこと、いろいろ調べています。
とても哀しい歴史です。
元気になれません。