帰宅すると息子の右目の横が赤く腫れている。


妻が泣きながら告白する。

言うことをきかない息子に思わず

絵本を投げつけて、当ててしまったと・・・


私は怒った。

『怒ってもいい。どういう怒り方でもいい。

 でも物は投げるな。痛みを伴わせるなら己の手で行え…』

・・・・・・・・・


そして思い出す。数年前・・・

何が原因だったっかは忘れたが

夫婦喧嘩の最中、妻が私に投げつけた

銀色の鍋のふた・・・


それはUFOのように見事に飛び

私をかすめていった・・・


妻は物にあたる傾向がある。

そして実は子供も物を投げることがよくある。


これは『育児、教育=100%実力主義、親の責任』主義の私としては

見逃せないのだ・・・


数年前の私と同じく物を投げつけられた馬鹿息子よ・・・

その赤く腫れた傷・・・(眼にあたらなくて良かった)・・・


相変わらず体調不良の妻を責めるわけにはいかない・・・

私も妻もサポートが足りないであろう・・・

子供ももう少し良い子ちゃんになるべきであろう・・・

家族みんなで助け合うのだ・・・

・・・・・・・

なんて喧嘩両成敗のつもりで子供にも諭したら

息子が言った・・・『分かってんだよ、そんなこと・・・』

・・・・・・・・・

おまえは確かに私に似ている・・・。