シロバナハナタデ(白花花蓼)蕾 | Read the mind

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本を読む。 心を詠む。 似て非なるモノ。
大好きなお花のコトと自然摂理。

目:ナデシコ目
科:タデ科
連:Persicarieae
属:イヌタデ属Persicaria
節:サナエタデ節
種:シロバナハナタデ
学名:Persicaria posumbu
和名:ヤナギタデ


白花花蓼1

【白花花蓼】シロバナハナタデ
これもハナタデの仲間です。
最初は変種なのかな?と思っていましたが、
そうでは無くてハナタデの白花品種という事でした。

ハナタデという花は原種になっているイヌタデに比べると、
まばらに花を付けるそうです。
少し「ハナタデ」と「姫蔓蕎麦」の相違点が解ったような気がします。
(テーマ【ひ】に姫蔓蕎麦の事は書いています。)

それからタデの仲間「ヤナギタデ」という種は、
柳のような葉をしている事から「ヤナギタデ」という名になりましたが、
ハナタデの場合は葉は卵形~長卵形で葉の形状も相違しています。

白花花蓼2

この画像の【白花花蓼】は全て蕾の状態で残念でした。
ハナタデの開花期は秋なのだそうです。
少しだけ写真を撮るのが早かったなっと思います。

それから、タデは湿地帯が好きなので、
同じ場所に同属のミゾソバ・・ミズヒキなどが入り混じって自生する事があります。
どの種も一年草なので上手く種子を残せなかった場合は、
次の年に同じ場所に開花する事も出来ません。

タデの種子は、とても小さく3mm~5mm程度。
お花も、僅か1cmあるか無いかなので余り目立つものでもありません。
それでも、植物学者さん達は、よく観察をしていて、

・花被片は5裂
・花柱は3裂
・雄蘂は7個


イヌタデと違う、この秩序的な形状が【白花花蓼】だと教えてくれます。

白花花蓼3

それから、藍染で使われる「アイ」という植物は、
このタデ科の植物だという事も知りました。
まだ、「アイ」という植物を見た事がないので、是非見てみたいです。

前の「ハナタデ」でも記載したように、
タデは香辛料に使用される植物ですが、
野生の紅タデがもっとも辛いそうです。
栽培種の中では青タデは辛さが少ないみたいですが、
この辛味成分の名を「ポリゴジアール」と言い。
学名もココから付けられていた事が解りました。


~蓼食う虫も好きずき~

諺には植物の例えも多くあります。
人の携帯やパソコンに不正アクセスをして、
中身を覗き見る事は民法では犯罪。
この国の法律では、そういう事になっています。

犯罪に必然的に手を染める人の事を、
好きな虫も居るんだな。
そういう犯罪事を自ずから「やれ!やれ!」と推奨する人も、
この世の中には居るんだな。

蓼という植物は酸っぱいんじゃなくて、
苦いし辛いそうです。
それを好んで寄って行くのは虫だけだという諺。
たかが虫だったという事、
良く覚えておこうと思います。〈/font>