所有の概念より共有の概念が強くなっていく、という感覚が最近すごくきています。
所有とは「私の○○」と解釈することですね。
実際この肉体は自分の力で手に入れたものじゃなく生まれた時点で与えられたものだし、この地球だって私が何かしたわけじゃなく既に生まれた時点で与えられていたものだし、お金だって私の手元にきてるけどそれは巡り巡っているもので「私のもの」ではないわけだし。
つまり「私のもの」なんていうのは思い返してみると何一つもないわけで。
でも、「私の○○」という概念があると、なんというか「安心」であったり「達成感」であったり、感じません?
私は感じるんですよね。
たとえば今自分が手に1万円持っているとして。
これを
「みんなの1万円」
と発言するより
「私の1万円」
と言う方が、気持ちが嬉しくなっちゃうわけですよ私は。
でも実際は「私の1万円」ではないんですよね。
つまるところ、私たちの今生きている世界というのはサバイバル意識がかなり根付いており、
「奪う」「奪われる」とか「勝ち組」「負け組」とか「支配」「奴隷」とかとか。
そういう深い闇を体験するための究極的な二元論があって
その分離を促す恐怖とか不安などなど、深い部分で危機感を植え付けるためのエネルギーがたくさん注がれていた長い歴史背景があるわけですけれど。
これがあると、どうしても「不足」のほうに意識が向きがちで、
お金を例にとると、「私のお金」と受け取ると不足感が強ければ強いほど、それが一時的に緩和されて気持ちが楽になるからだと思うんですよね。
でもそれは一時的な感覚だから、お金が手元からなくなるとまた不足感が出てきて苦しくなっちゃう。
だから根本にある不足感を手放さないと、この苦しみのループは終わらない。
というのが、今までの世界。
しかし新しい統合の時代に入ろうとしている今、そういう分離の体験も終わりが見えつつあり。
本来私たちは「私の○○」なんてものは存在しないということを「当たり前に思える」時代がもう目の前にきているのかもなぁ、というのが最近の私の感覚でして。
といっても、すぐすぐに「私の○○」という所有の概念を手放すのは無理な話で(そしてそれを手放す必要性もないと思います)
でも「私の○○」という感覚だけではなく「私の○○はみんなの○○」という感覚をプラスして持ち合わせていると
これからの時代に波乗りしやすいんじゃないかな、という気がしております。
「私の○○はみんなの○○」
そう思うと、なんだか心や体が緩くなる感じしません?
これが本質だからだと思います
本当は肉体も思考も感情も、知識でさえも、自分で得ているものって何もなくて
全ては「与えられているもの」
つまり全ては宇宙の共有財産。
クラウドのデータみたいなものだと私は感じています。
「所有」の概念はその共有財産を「私のものである」というバーチャル体験をさせていただいているんだと思うんです。
だから本来「所有」の概念は楽しむためにあるものだと思うんですよね。
つまり所有の概念は恐怖や不安を煽ったり、人と競ったりするためにあるものではない、ということだと思うんですよ、私。
ここらへんの概念の修正はまだまだ私も時間必要な部分もあるんですけど。
そういう時代に入っているんだろうっていうのを最近すごく感じておる私なのです
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