犬の胃拡張・胃捻転症候群は、胃が多量のガスで膨れ上がり【胃拡張】、胃がねじれること【胃捻転】により発症します。
この病気は胸が深い大型犬、中年から老齢犬に多く見られるようです。
原因としては、靭帯の緩みや大食い、早食い、ガブ飲みや食後直ぐに遊びたがるなどの要素がありますが、はっきりとした原因は不明なことが多いようです。
治療としては外科、内科治療で経過をみていくようです。が早急に手術しなければ急死を招く危険性もある病気です。
今回の子は以前書かせて頂いた膠原性リウマチで現在も治療に来られている方の家の子で、小太郎ちゃん(16歳)と言います。
数週間前の夕食後に異変に気づき、病院を探したところ
深夜専門で救急対応のところが一ヶ所しかなく急いで連れて行ったのです。
到着後直ぐに緊急手術を行いました。明け方に無事に終わりひと安心も束の間、その翌日の朝に病院より「手術したところが外れてしまったか❔胃がまた完全にねじれてしまったか❔でまた開けて止めないといけません」とのことで再度手術が始まったのです。
E先生のところに連絡が入ってからは直ぐに、イメージでの遠隔治療が始まりました。
小太郎ちゃんは、高齢で一度の手術をすることだけでも合併症など考えられハイリスクなのに、医師の不注意で二度手術をすることになるなんて、本当に居た堪れない状況でした。
そのため麻酔をかけた影響もあり、一時は腎臓数値が跳ね上がっていったのです。
とにかくなかなか面会も出来なく不注意で対応もイマイチで、早く掛かりつけに移したいと飼い主さんは嘆いていました。
因みに約2〜3日入院でこの有様で、請求が100万円近いらしかったのです。
そんなこんなで信頼出来る病院に移して、小太郎ちゃんと面会出来るようになってからは、今まではイメージでしたが、直接電話で遠隔を毎日行っていきました。
その甲斐があってか跳ね上がっていた腎臓数値が、なんと正常値に治まっていったのです。
一度腎臓が悪くなくなると病院では治療しても、残念ながら回復は難しいと言われています。
しかし小太郎ちゃんは、正常値になりました。飼い主さんも驚きと喜びで安堵されていました。
その後は点滴で様子を見ていまして、容態が安定していったので食事のタイミングを図らい与えてみましたところ、
最初はトラウマから拒否していたのです、が引き継ぎE先生の遠隔をしていったところ食事を受け入れてきたのです。
そしてやっとのことで退院の目処がつき今週自宅に帰ります。飼い主さんも今回はかなり心配が募り、疲労困憊で入院したての時には一睡も出来なかった、と言われていました。
このような奇跡は一度では有りません。動物、人間に限らず今までに様々なケースを救った経緯が有ります。病院などでは治せない病気でお悩みな方、御相談、御連絡等お待ちしております。
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