月組エリザベート、
衝撃の事態になってしまいましたね。


ジェンヌさんはみんなそうだけど、
みやちゃんの舞台からは特に、いつもストイックなプロ根性を感じます。

そのみやちゃんが、
この大舞台で、フランツという重要な役で、
しかもちゃぴと組長の退団公演で、
こんなことになってしまって…

みやちゃんが一番悔しいだろうし、
自分を責めてもいることでしょう。


直前の舞台は、一部、吹き替えだったそうで、私も初めて聞くケースでした。

余談ですが、昔、某劇団の某役者さんを、開演前に楽屋に訪ねたことがありましてね。
そのときその方、ものすごい風邪をひかれていて、声もほとんど出なくて、ひどい状態だったんです。

こんな状態で大丈夫なんですか!?
と言うと、

「舞台での発声は、出すところが違うから大丈夫なんだ」と…

そんなものなの?と半信半疑でしたが、

実際、その直後の舞台で、
その方は見事に普通に声を出し、
風邪など微塵も感じさせない舞台姿で、
私は、プロの役者さんてなんてすごいんだろうと、本当に驚かされたのでした。


今回それを思い出して、
みやちゃんほどキャリアのある人が、声も出せなくなってしまうほどの状態って、
どれだけ大変だったんだろうと…

それでも舞台に立っていたみやちゃんを思い、涙が出てきてしまいました。

2番手という立場にいながら、
自分の声で歌を届けられないなんて、舞台人として、本当に悔しかっただろうな…と。


どうか体をゆっくり休めて、元気になって、舞台に戻ってきてほしいです。


そして、
フランツの代役となったれいこちゃんと、
ルキーニの代役となった、おだちん(風間柚乃)。

ご覧になった方のレポをいくつか拝見しましたが、どちらも素晴らしい好演だったようですね!!
ホッとしました。


れいこちゃんもさることながら、

こと、おだちんに至っては、役替わりルドルフでさえ抜擢だったと思うのに…

新公の役とは言え、これだけ膨大なセリフのある、かつ物語の柱となる役に、本公演で急に挑まなければならないということ、
本当に大変だったでしょう。


おふたりに、
心から拍手を贈りたいです。


そして、全力でそれを支えたであろう月組のみんなにも拍手を!

たまきちが就任したとき、
まだたどたどしかった若き次期トップを、みんなで支えよう!という組の空気をひしひしと感じて、

ああ、月組はいい組だなぁ~と感じたのを覚えてます。

一人ひとりがプロとして自立しながら、
いざというときにはすごくあたたかい。

そういう空気を作ってきたのは、
他でもない、絶妙な距離感で下級生のたまきちを立てて支えてきた、美弥るりか、その人であろうと思うので…


いつもみやちゃんがみんなに示してきたことが、
こういうときに、ちゃんと形になって、
みんなからみやちゃんにお返しされているのだろうな~と、思うのです。


今回のトラブルを超えた月組は、
もっともっと素晴らしいエリザの舞台を作って行くでしょう。

私はそれを、東京で楽しみに待っています✨


どうか他の組子の皆さんも、
体調を崩されることのありませんよう。


皆さんの健闘をお祈りします!