どこからが心の浮気かというのは、それぞれのカップルで定義が違うと思います。

 

わたしは以前にも書いたことがありますが

パートナーに隠して

(→うしろめたい、下心がある)

異性の気を引くようなやりとりをするのは十分浮気だと思っています。

(そこからセックスに至るのに必要なモノは、あとはお酒と性欲と勢いだけ。)

 

妻にはしないメールを 面倒くさがりの夫が

絵文字まで使ってするというのは

相手の気を引きたいとか

相手とのやりとりが楽しいとか

そういう気持ちが隠れていると思うのです。

 

「どうして妻とメールじゃだめだったの?

私はあなたと絵文字も使ってラブラブなメールしたくて誘ったのに。」

夫は答えることができません。

つまり、妻がしてくれないから、が理由でないことは確かです。

 

結局 もう妻に対しては持てなくなった”刺激とトキメキ”を求めて

そういうことをやっていたのだと思います

 

どういう気持ちだったの?と聞くと夫は

「覚えていないけど、楽しかったんだと思う・・・」と答えました。

 

夫は正直に答えてくれたのに、

”過去の辛かったわたし”が反射的に出てきて

夫の頬に平手打ちして、「ゆるさない」「しね」って言いました。

夫はただうなだれていました。

 

夫は言いました。

レモン以外を女性として好きになったことはなかった。

当然、ほかの女性と身体の関係を持つつもりもなかった。

ただやりとりを楽しみたかった。癒やされたかったんだと思う。

 

夫は、いつのまにか変わってしまっていました。

私と過ごすことが楽しくて癒やしだと言ってくれていたのに。

どうして外の女性に癒やされたいと思うようになったのでしょう。

 

その理由をすごく知りたいと思いました。

時に逆上して責めながら、一緒に泣きながら

何度も話し合ってたどり着いた答えは

 

夫はその頃、強烈に、誰かに(誰でもいいから)認めて欲しかった。

”承認欲求”です。

男性が浮気をする理由は

主に”性欲”と”承認欲求”。

その割合が人によって異なるだけなのだと思います。

 

夫の場合は、性欲がなかったからセックスに至らなかっただけで

強烈な承認欲求から心の浮気をしたのだと思いました。

仕事が大変でなかったら、性欲も強くなって

セックスもしていたのでは?とも思いますが

仕事が大変でなかったら、

承認欲求がこんなに強くなることもなかっただろうから

結局のところどうだったのかはわかりません。

 

私は夫のことを誰よりも認めて、尊敬していたし

それを伝えていたはずだけど

それだけでは足りなくなったみたい。

 

なぜ足りなくなったかは、

多分こういうことだと思います。

 

社会人になって仕事を始めたけれど

なかなか上手くいかない。(新人だから当然なのですが)

 

そして、結婚して子どもも生まれた。

家族を守るために自分が頑張らなければ!と決意して

ますます仕事を頑張った。

 

けれどなかなか上手くいかない。

自己肯定感がどんどん下がる。自信がなくなる。

 

家族を守るという決意が自分に対するプレッシャーになる。

妻の前ではかっこいい自分でいたい。

できない自分を見せて妻を不安にさせたくない。

 

そんな時、女性部下が

夫さん素敵です。夫さんかっこいい。夫さんとお酒飲みたいな。

夫さんに相談したいことがあるんです。

なんて褒めたり頼ったりしながら寄ってくるわけです。

メールのを返信をしてあげたら喜んでくれるわけです。

 

妻がいるのに、

さらに外の女性に好かれて、幸せに出来る俺。

失っていた自信を

一瞬取り戻したような気になったのでしょう。

束の間、嫌なことを忘れて

現実逃避ができたのでしょう。

もっと俺を褒めて。

もっと自信をつけさせて。

誰でもいいから・・・。

ちやほやしてもらって、いい気分にさせてもらいたいから

メール相手の女性に頑張って絵文字を使う。

ただそれだけ。

 

夫は、相手の女性が気に入ってたのでは?

だから私にはしてくれないことを一生懸命していたのでは?と

すごく苦しかったけれど

今になって思えば

夫が大好きで大切にしたかったのは、

弱い自分自身だけだったのでしょう。

本当に、誰でも良かったのでしょう。

 

だけど、そんなことをよその女性としていると知ったら

妻にがっかりされること、悲しまれることはわかっていたはずです。

(だからこそ必死に隠そうとしたのです)

 

それでもその時の夫は、それをセーブできない位弱ってしまっていて

自分のことしか考えられない状態だったのだろうと思います。

 

優しくて真面目な夫が、家族を守ろうとして頑張りすぎた結果やってしまった

そういうことなのだろうと今は思います。

 

バレて罪悪感でいっぱいになった弱い夫は

無意識に自分を責めていて、これ以上誰からも責められたくなくて

逆切れという最悪の形で

妻を非難したのだと思います。

そのときとても妻を思いやる余裕はなかったのだと。

 

弱くてだめな夫。

でも夫をそうさせたのは

もとはといえば

家族への愛情からだったのだと思います。

 

あの時はそんなことに気づけませんでした。

ただただ変わってしまった夫に絶望し

あきらめるという選択をしました。

こんな日が来るとは思えずに。

 

夫はいつのまにかいい方に変わってくれていました。

それは

夫の努力が実って、すごく仕事ができる人として認められるようになれたこと。

そして、大好き、かっこいい、尊敬してる!と素直に言ってくれる娘。

(娘にここでも助けられました。)

言葉にしないけれど、態度から夫を信頼・尊敬していることを伝えてくれた息子。

(息子にも感謝!)

そして私も夫が働いてくれることへの感謝と

いつも穏やかなあなたと一緒にいられて幸せ!

ということを伝え続けたこと。

 

夫の承認欲求が満たされて

寄ってくる女性の気を引きたいと思わなくなってきたことが

携帯チェックで見た、夫のFacebookやSMSの返信に表れていました。

 

男性が、自信がなくなり心が弱くなりやすいタイミング。

結婚、妊娠、出産、産後、住宅購入

・・・・・

全部人生の幸せの象徴みたいなことだけど

プレッシャーに弱い男性は揺らぐのでしょう。。

それから、妻の病気。自身の老い、死への恐怖。

自分で自分を支えられない弱い男が

辛い現実から逃避させてくれるものを求めてするのが不倫なのでしょう。

そこには愛などないけれど

自分を癒やす言葉やセックスを引き出すために

愛の言葉を囁き、相手の気を引いて

時には自分すら騙して誤魔化して

本気だと思い込む

そうしないではいられないのは、

ただただ弱いからなのだと思います。

 

そして妻にとって一番辛いのは

そのタイミングがよりによって

一番幸せを感じる時

         and/or 

一番大変で頼りたいとき

だということなのだと思います。