どうも。

 

読書感想ブログです。

 

今回は、榛名丼さんの「レプリカだって恋をする」という作品です。

 

静岡市出身の作家さんが書かれた作品とのことで、

静岡市出身の私としては気になり、電子書籍で購入しました。

 

静岡市の名所や観光スポット(?)が多く出てきましたね。

なんだか嬉しかったです。

 

あらすじとしては、

自分と顔が瓜二つのレプリカが存在する主人公は、

体調がすぐれない時には、レプリカに代わりに学校に行ってもらう。

本体よりも頭の良いレプリカは、試験期間中も学校に行ってもらう。

 

読書が好きなレプリカは、

入れ替わっている間だけ、文芸部に顔を出すことに。

そこで知り合った男の子と、レプリカだけが仲良くなってしまう。

 

本体に許されて、入れ替わっていられる間だけの、

自分だけが心を通わせることができる相手との

淡い青春の日々。

 

そして、毎日会えるわけではなく、

本体が許した時だけ学校に行けるという弊害。

 

本体にいいように使われているように見えるレプリカだが、

普段は学校に行きたくても行けないこともあり、

自分に有用性があるように見せるために、勉強や人間関係のルールもきちんと守ります。

 

果たしてレプリカは幸せになれるのか?

 

安倍川や日本平動物園など、

地元民であれば馴染みのある名称がたくさん出てきます。

 

続編も出ているとのことですが、

この一冊だけでも十分満足できる作品でした。

 

それでは。