どうも。

 

読書感想ブログです。

 

今回は、小西マサテルさんの「名探偵のままでいて」という作品です。

 

ナイナイの岡村さんが、面白いと推薦している作品と聞き、

単行本の時から気になっていた小説が、

文庫本になりましたので、購入しました。

 

認知症と診断された祖父。

レビー小体型認知症と言われるこの病気は、

幻視や記憶障害といった症状が現れるという。

かつて、読書家で頭の切れる祖父だったのにという気持ちもあるが、

孫娘の楓は、

自分の身の回りで起きた謎について話すと、

祖父はそれを物語として、謎解きを始め、結論まで導いてしまう。

 

安楽椅子探偵ものですね。

それぞれの謎ごとに章が分かれているのですが、

祖父に育ててもらった孫。

なぜ祖父に育てられることになったのか。

その経緯が明らかになっていくにつれ、

孫にも怪しい影が忍び寄る。

 

認知症である祖父が、

自分が認知症であることを理解した上で、

孫を必死で守り抜きます。

 

最後の方は

ヒヤヒヤする展開が続きます。

 

終わり方は、

なんとなく技アリ!

って感じでしたね。

 

続編も出ているようですが、

個人的にはこの一冊だけで、とりあえずはいいかな・・・

といった感じです。

 

有名なお話の内容が知れただけで満足ですね。

 

それでは。