どうも。
読書感想ブログです。
今回は、三浦しをんさんの「月魚」という作品です。
人生の先輩からのおすすめ本です。
せどり屋のお話ですね。
若さゆえに、正しく査定できるのかと依頼人から言われ、
せどり業界としてはマナー違反とされる査定額の比較を提案される。
そして、その比較対象と言われ来たのは、自身の父親であるという因縁。
なんだかビブリア古書堂の男バージョンのような感じがしました。
貴重な本は、一点ものですからね。
人の命が関わったり、親族であっても壁ができてしまうこともある。
怖いですね。
本を好きであれば好きであるほど、怖い。
私が読んでいる本は、
大量生産されている本ですし、
こういうところに出てくるような貴重な本は持ち合わせていませんが、
いつか後世では、奪い合うほどの本になることはあるんですかね?
わかりませんが、
本の価値を知っている人間同士の争いは本当に
怖いなと思った作品でした。
それでは。