どうも。

 

読書感想ブログです。

 

今回は、榎本博明さんの「「指示通り」ができない人たち」という書籍です。

 

タイトルに惹かれて購入しました。

 

私の仕事柄、

支店の人たちに、こうしてください・ああしてください

という社内ルールを伝えることもあるのですが、

これがなぜがなかなか伝わらない。

 

学生や新入社員に対して、説明するのであれば、

もちろん丁寧に説明しようと思いますが、

相手は社内の人間で、大抵が自分よりも年齢が上。

どちらかというと目上の立場の人が多く、

それなりに、社会人経験を積んでいる大人たちです。

要点を絞って、長文にならないように伝えても、

意味がわからなくて電話してきたり、

すでに説明文に書いてあることを、もう一度聞いてきたり、、、、

 

なぜ?

日本語がここまで通じないのか?

文章を読んでから質問をしてこないのか?

 

という疑問が、日々膨れ上がっている最中に、

こちらの書籍に出会いました。

 

ただ、どちらかというと、

新人に対するパターン別の対処法が記載されているというイメージでしたね。

 

 

 

さて。

この書籍では、

新人がなぜか今までの教育方針でうまく育たないと苦しんでいる人たちに向けて、

解説をしているものになります。

 

認知能力の改善が必要な人

メタ認知能力の改善が必要な人

非認知能力の改善が必要な人

 

この3パターンですね。

 

認知能力の改善が必要な人

というのは、

まさに今年私と同じ部署に入社した新入社員にピッタリでした。

定型文がないと電話対応で何も言えなかったり、相手の気持ちに配慮した言い方ができなかったり・・・

入社したばかりなので、ヒヤヒヤすることもあって然りだとは思いますが、

この書籍に記載があるように、自分の頭で考えてから動く心の習慣を身につけるように指導をしていきたいなと思いました。

 

メタ認知能力の改善が必要な人

というのは、

周囲は手を焼いているのに、仕事ができるつもりでいる人や、同じようなミスを繰り返す人のことのようです。自分を客観的に見れていない人ってことですね。

 

非認知能力の改善が必要な人

というのは、

自分にも当てはまる部分が多かったので、反省したいところです。

基礎能力はあるが、欲がなく、人と接するのが苦手で、気持ちの交流ができない。

評価してもらえないとやけになる。

仕事そのものの能力は高い人。らしいです。

 

仕事というのは、業務だけできていても成り立たないものが多いですよね。実際のところ。

機械同士のやり取りではないので、やっぱりコミュニケーションが大事ですし、

いざという時に、コミュニケーションがうまくいっていれば、

ミスしても、許してもらえたり、ちゃんと事前に確認をしてもらえる。

 

なんでもやりますよとか、大丈夫ですよとかで緩いのも良くないですが、

全て、規則だからと突っぱねるのも良くない。

難しい点ではありますが、

私の能力的にここが足りていないと思ったので、

気をつけていきたいと思いました。

 

読解力が必要な認知能力

振り返る力が必要なメタ認知能力

仕事をできるようになるために必要な非認知能力

 

私が、前述した基本的なことを理解してもらえなくてイライラしてしまう対象としては、

認知能力がない人間のことで、

それ以外のパターンは、

まぁそういう人もいるよね、で納得できてしまうのですが、

認知能力がない人間に対して、イライラの感情をコントロールできていない私は、

非認知能力の改善が必要だと学ぶことができた書籍でした。

 

認知能力は、社会人になる前に身につけておいて当然の能力だと思ってしまっているからこそ、それができない自分より年上の大人たちにイライラしてしまうんですよね。

でも、その人たちに対して、優しくかつ上手く指示出しをして人間関係を良好にしていかなければいけないと感じました。反省です。

 

社会人って大変ですよね。

 

みなさんもほどほどに頑張りましょう。

 

それでは。