どうも。

 

読書感想ブログです。

 

今回は、道尾秀介さんの「N」という作品です。

 

単行本の時から話題になっているのを聞いていて、

文庫化されて、しかもサイン本を書店で見つけたので、

即購入しました。

 

この作品は、

6つの章で構成されており、

その6つの読む順番は自由であるという、

今までにない読書体験をすることができます。

 

読む順番によって、

印象が変わることもあり、

6!=720通りの物語の形の中から、

自分だけの物語の流れを選択することができます。

 

そして、1章ごとに、文章の向きが反転しているため、

本を逆さに持って読むこともあります。

そのため、この本の表紙は、

トランプのように上下逆さまにしても成立するような表紙になっています。

 

道尾秀介さんの作品は、

しっかり読んでいないと見逃してしまう細かい描写がある印象なので、

今回も、しっかり読まなければと思い、

少し時間がかかってしまいましたね。

 

読む順番は最初に各章の冒頭部分が記載されたページがあり、

そこから気になったものを選んで読むというスタイルなのですが、

よくわからなかったので、

ネットで推奨されている順番で読みました。

より関連性の高い物語同士を順番に読めたので、

読みやすかったですね。

 

私の読んだ順番は

こちらです。

 

1、笑わない少女の死

2、消えない硝子の星

3、落ちない魔球と鳥

4、飛べない雄蜂の嘘

5、名のない毒液と花

6、眠らない刑事と犬

 

全て5つの光の花が登場します。

連ドラに最適かも。

でも、連ドラだと順番が決まっちゃいますね。

 

みなさんはどんな順番で読みますか?

 

本のエンターテイメントを楽しむことができたと思います。

 

それでは。