絶対にできない②言葉のボール から続きます。
「いらはさんには、絶対にできない」という言葉のボールを投げられました。
それを上手にキャッチして、離さず、
ずっとしまいこんでおくグローブが、私にあったのです。
重要なのは 私に
というところです。
相手は、ボールを投げただけ
それを、
バットで打ち返す
後ろにそらす
見ないフリをする
気づかない
いろいろな方法で処理ができたはずです。
いくつもある方法の中から、私が「受けとめる」を選んだ。
しかも、そのグローブは
キャッチしたボールを「捨てる」ことも、
「他の物に変える」ことも、
「だんだん小さくする」ことも、
「どこかに投げる」ことも、
「投げ返す」こともしなかった
心の奥底にずっと、ず~っとしまいこんでいた。
投げられたボールと受け止めたグローブの相性が
よほど良かったのでしょうね
そして、遠くから確実に
私の考えや行動を支配していたんだと思います
そのグローブを想像してみました。
きっと、ジメジメとして、なんともいえない暗く汚い色を
しているんじゃないかな~
その、ジメジメとして汚い色のグローブがなかったら、
言葉のボールは私の所で留まらなかったでしょう。
あの人が『できない』って言ったからできなかったのではありません。
あの人が言った『できない』を真に受けて
できない言い訳にしたのは自分、
挑戦しようともしなかったのは自分、
できないと言われたからと、サボって怠けたのも自分でした。