夫に「動きにリズムがない」と言われた私。
体育も苦手で、家事も苦手。
何をやっても、動きが不器用でしたので
茶碗を洗うのも、とっても遅かったです
どの位遅かったかというと…。
小さかった長女が、妹が茶碗を洗っている姿を見て
「おばちゃん、すごく早い
お母さんより、10倍早い」とびっくりした位です。
自分の洗うスピードがそこまで遅いということはわかりましたが
その先どうしたらいいのか、わかりません。
いとこのお嫁さんのKさんと台所で一緒になったことがありました。
彼女の動きは、無駄が無く、かつ、とっても早かったです。
「すごいなあ」って憧れました。
どうしたらKさんのように早く洗えるんだろう、と思い
「手を早く動かす」
という答えを出してみました。
これは、結構いい考えでした。
つい、ぼーっとしてしまうと「手を早く動かす、手を早く動かす」と
呪文のように繰り返して、頑張っていると
そう意識するだけで、変わることができました。
が、なんとなく、Kさんの洗い方とは違うなあ
とも感じていました。
それが最近、気づいたら
私、いつのまにかKさんの洗い方やスピードに近づいていたんです。
ちょっと驚いて、ちょっと嬉しくなりました
何が変わったのか考えてみると…
自分自身の身のこなし方が、変わったのがひとつ。
立ち方や手の力の入れ具合が、しっかりできるようになったこと。
もうひとつは、「時間」に対する意識の変化です。
時間は無尽蔵にいくらでもあるものではなく
茶碗洗いの他にも、いろいろなことがしたいから
他の時間が欲しいなあ、という気持ち。
このふたつが変わったことで、食器を持つ力加減や
手だけでなく、体全体を動かすスピードが変わったと思います。
そして、変に力も入っていない状態で洗えるようになりました。
「ちょっと」と控えめに書きましたが、
本当は、かなり嬉しいです