「とっておく物」を母は教えてくれました。
それは、「歌」の本。
音楽の教科書もとっておきなさい、と。
(母は歌が好きだったので、大事だったんだなあ)
何故かわからないけど、チョコの箱は捨てて。
何故かわからないけど、音楽の教科書はとっておいて。
「捨てる物」の正解、と
「とっておく物」の正解
それは、
他人が決めてくれるもの
世間の常識でわかるもの
本に書いてあること
多くの人が決めるもの
もっといえば、
この世のどこかにあるもの
と、思っていました。
でもそれは、ありそうなのに、見つからないものでもありました。
人に聞いたり、本を読んだりしてみました。
それに基づいて、実際にやってみると…。
この「服」は捨てていいんだな、とわかっても
次に、この「食器」はどうしたらいいんだろう、
とわからなくなってしまい
なかなか、正解にたどり着くことはできませんでした。
「正解は人が決める、そして見つからない」という所で
私は、思考停止。行動も停止。
私がサボるためのいい言い訳になりました。
漠然と、漫然と、日々を過ごし
身の回りの物を大事にすることができませんでした