平らなその場所一年前、この子は私のお腹の中にいたんだなと思ったら、どうにもこうにも、たまらない気持ちになってしまい、久しぶりに声を上げて泣いた。「有り難い」。全て、それこそ本当に全てが有り難いと感じる。原因とか理由とか、きっかけとか、そういうものは一切なくて、それはただ、完ぺきに調和した状態でスンとそこに現われる。壁を無くせば光が広がる。平らなその場所では、全てが和となる。