千秋楽。これでもうチャドさん達に会えなくなっちゃう・・・なんて感傷に多少は浸りつつ。
今日は一気に冷え込んで、ホテルから外へ一歩踏み出したらば刺すような冷気が。
昨日までの温かさはなんだったんだろうね。
とりあえず荷物を預けるために難波へ向かったわけですが、寒い寒いと思っていたのもつかの間、たかが駅へ歩いただけの数分と電車の中の温かさの差に汗が一気に・・・。なんで私こんなに汗びっしょりなんだろか・・・。ハズカチー・・・。
そんなこんなで荷物をコインロッカーへ預け、劇場へ逆戻り。そう、ホテルが劇場の近くだったのよね。
開場後すぐに中へ入り、開演を待つ。
最後だ、寂しい、終わっちゃう、これで終わりなんだ、とひたすら自分に言い聞かせ、今日のこの1回を大事に大事に見ようと決意を固める。
さあ幕が開き音楽スタート・・・ストップ。えぇぇ!!止まっちゃったよ、どーしよー(どうしようもないよ)
曲がいったん止まってからかなり時間が開いたような気がする。でもその間監獄にいらっしゃるシルエットの方々は微動だにしないのね。すごいな。プロゆえの信頼感からくるのかな。
音楽再スタートで何事もなかったかのように始まってホッと胸をなでおろし。
大阪に来て主要キャストの皆さん、がくんと声が出しにくそうになっていたのが残念。チャドさんも残り3回くらいでガクンガクンとご自分の腰つきのごとく掠れていってしまってしんどそうだった。それでも歌いやすそうな音域ならば甘さは健在のまま、素晴らしかったな。ホント強くなったね、信じられないくらい。あの方の成長ぶりは過ぎてしまえばそう言われてみればそうねってものなんだけど、よくよく考えるとひえ~マジで?スッゲー!っていうかんじのものだなと思ってる(感覚でものを言うからわかりにくいやね)。
いやホントああなるにはこちらには計り知れないすごい努力をしているんだろうなと。
つーか、成長の過程を見ているからそう感じるのか。そういうことなんだろうな。
そんなことはさておき。
千秋楽ならではと言えるのか、ちょいとお遊びがあったりして。
チャドさんとサンドラさんの追いかけっこ。チャドさんがサンドラさんを追い越してたよ。我が目を疑うかのような一瞬の出来事だったなー。
それからサンドラさんに分厚い本で横殴りされるところ、あれ?サンドラさんが殴りにいかないぞって思った直後、両手に本を持ち掲げチャドさんの頭頂部に振り下ろした。パコッて音がしてたな。
チャドさんはなにが起きたのかしらっていう呆け顔をしてたような。サンドラさん独自のアドリブだったのかな。
チャドさんは立ち直るのに少し時間をかけ、その後崩れたかもしれないリーゼントを直しつつ(リーゼントが高く大きくなってたよね?髪が伸びたのか)しんじらんねーって繋げたのだけど、それでも客の笑いが引かなくて、私も立ち直るのに時間が要った。
ハプニングその2は靴屋さん。ジムさんと一緒にやってきたチャドさんが靴屋の扉を開けようとしたところ、開かない。
ガタガタ言わせつつちょいと無理に開けたよねチャドさん。その後にジムさんが続いて入ってきたのだけど、もう扉は外れてる状態。ジムさん焦ってなんとか扉を立てかけていたような。そんなジムさんにチャドさんは「おやっさん、店壊すなよ」とかなんとか言ってたね。
笑いに包まれる客席と笑っちゃってるジムさんに芝居を立て直そうとするチャドさんが頼もしく見えた。
無理なくスムーズに繋がってたよね。
Don't Be Cruelの最後、ジムさんとハモの上を歌うチャドさんの声が好きだったのさ。でも楽日の今日、その最後の音が出なかったのか飛んでっちゃったのか、外しててちょっと残念。
その後は特にハプニングも大きなアドリブもなかったような。
マチルダさん、ディーンくんお二人の笑いの間が絶妙で可笑しかった。
僕もう踊れるんだー!のあと気持ちだけ踊ってるディーンくんの面白さが大阪に来てようやく伝わってきた。
マチルダさんは声がかなり大変そうだったけれど、毎回車で退場するところのアドリブが楽しみだったな。
昨日は「この悪魔軍団!」今日はちゃんと覚えてないけど「どうせなら押してよ!」とかだったかな。
サンドラさんはエドを標的にした時の目の煌きとか表情の攻撃力が凄まじかった。エドさんが食われちゃうよーって同情したくなるほど。
Let Yourself Goのサンドラさんのダンスがすんごいかっこよかったなー。
今まで何人もの宝塚出身の方のダンスを見る機会があったけれど、そしてみなさんとても体の線が綺麗でダンスも綺麗だったけれど。
サンドラさんのダンスは本当にマジでかっこよかった。あんな人に1時間でいいからなってみたい。そして踊ってみたいもんだ。
デニスさんはもう楽日だってんでテンション最高潮か?キャラに入りすぎてセリフが音になってないことが。
でも動きと存在が笑いを誘うんだよな。デニスさんの存在があってこそこの舞台は面白いんだろうな。
なのに歌うと人が違うんじゃないかってくらい力強い。でも心から優しい=何よりも強いデニスさんの本質があの歌声に表れているんだよ、きっと。
今日は泣きポイントがあってね。
ジムさんがシルヴィアさんに告白するところなんだけど。
エドさんになってるナタリーちゃんが離れた場所ですごく嬉しそうなホッしたような泣いているような、そんな顔をしていることに気付いて、ああそうだった、エドさんでこの場にいるけれどナタリーちゃんだったんだって思いだしてウルッときた。どこか自分の存在に頼っている父親が自分以外にも愛せる人を見つけたことで、ナタリーちゃんが抱えてたものがかるくなったんだろうな~って。
本編最後のね、バイクに二ケツしてきて決めるところと、カーテンコールでナタリーちゃんが片足上げてキメポーズを支える格好のチャドさんて構図なところの華やかな雰囲気を感じるたびに見られて良かったなー幸せだなーって思えた。
(そういえばバイクに二ケツのラストシーン、今日はチャドさんが『ALL SHOOK UP』って旗を持ってた)
ALL SHOOK UPをやると聞いた当初、その単純明快なラブコメディな様子に不安を抱えていたのに。
それがこんなにHAPPYで、見終わったあとも思い出すたびニヤついちゃうほど楽しいものになるなんて。
わかんないもんだね。うん。
ああ、これで終わった。チャドさんとサヨナラするのは辛いけど、楽しい思い出は大事に仕舞っておいて、いつでも好きな時に思い出せばいいんだよね。
次はどんな新しい坂本くんを見せてくれますか?
