当教室の手本にはこだわりがあります。それは、すべての生徒さんに私の手書きの手本で練習していただくということです。よく、学校で書写コンの練習をする時、文字をコピーした手本を渡されるそうです。見ると、確かに字は整っていて、細かく点線や書く際の注意事項まで丁寧に書いてあります。しかし、字が短調であり、これをみて生徒が書く意欲が湧くだろうかと疑問に思ってしまいます。手書きの手本であれば、筆に圧を加えた場所、線の細太、潤渇が一目瞭然です。できるときは、生徒さんに書いている姿を見てもらうことが1番です。私の書いている姿をみて、書けそう!、自分も同じように書きたい!と、お手本を渡す時の生徒さんの生き生きとした顔を見るのが嬉しい瞬間でもあります。
 生徒1人1人への手書きの手本は、時間と体力が許す限り続けていきたいと思います✨