好きになったらすく結婚したくなっちゃう感じ。
なんせ、12歳の時にブラウン管(懐かしい!)越しに恋をした、木村拓哉氏と「結婚したい!いや、むしろ、結婚する!」って、すぐになったので。
…キムタクさんのことは置いといても、とにかく初恋の頃から好き=結婚という発想でした。
…たぶん。


時は流れて20代。


私も一人前に彼氏がいました。
合コンで出会った5歳上の人。
顔はまずまずイケメン、身長177cm、九州大学卒、会話も面白くて、痒いところに手が届く感じで先回りして気を使ってくれて、口調も優しい。
まぁ、好きになっちゃうよね。
仕方ないよね。
というスペックの人でした。 


ただ、出会った当初24歳だった彼は、正社員じゃなかった。。。


私の記憶が正しければ、俳優だか声優だかになりたいとか言いながら、ひたすらゲームのバグをチェックする仕事?(聞いてもよく分からなかった)をやっていた。はず。
こんな仕事したくないとか言いながら。

今なら分かるんだけどなぁ。
自己紹介でまず九州大学卒と言っといて、バイトみたいなことしかしてない人は地雷率高くない?って。
卒業大学はともかく、「こんな仕事したくない」「本当は俳優になりたい」とか言いながら、何の努力もしてる風じゃないような男、地雷率高い!どころか、地雷ど真ん中だよね?って。

まぁ、とにかく20代のほとんどをこの彼氏と過ごした私。
もちろん、結婚願望はなくなるはずもなく、23歳くらいの頃には、彼氏に「結婚はどうするの?」的なことを言っていたと思います。
この、地雷物件な彼氏に。


23歳と言えば、そろそろ結婚する友達が出始める頃。
私も、友達の結婚式に出席しました。
そして、幸せそうな友達を見ながら、次は私だな!と思うのです。
24歳、また結婚式に出席しました。
また、次は私だな!と、私。
25歳、またまた結婚式に出席。
またまた、次は私!


26歳、27歳、28歳…


あれ?
次は私じゃないの!?

次は私、次は私、と思っているうちに、大概の友達は結婚し、子供も生まれ。
私はと言えば、毎年毎年彼氏に結婚話をしてもはぐらかされ。
いや、はぐらかされるどころか、彼氏はなんだか冷たくなっていき。
もうすぐ30歳だというのに、一体どうしたらいいのか分からない状態になっていました。


ちなみにその間彼氏は、2度の転職を経て、まだまだ正社員にはなっていませんでした…。
(九州大学で何を学んでいたんだろう)(夢の見方かな)


私はと言えば、看護師として働いていたのに、その仕事が嫌になって、作業療法士を志し、実家に帰って専門学校に通っていました。
だから、彼氏とは遠距離恋愛中。
28歳の時が卒業年。
当然、彼氏とは卒業後のことを話していました。

「卒業したら、一緒に住もうね」

と。
そこまで話していたんです!
いたんです!



いや、その前に、結婚じゃなくて同棲止まりの時点でおかしかったんですが!
でも!
私としては、大きな一歩でした。
もはや、彼氏のことが好きなのか、結婚に辿り着きたいのか…状態。
好きだった、はず。
結婚すれば、幸せな生活が待ってる!って信じて疑わなかったから。

専門学校卒業を前に、結婚一直線だった私は、彼氏の住んでいる東京に就職先を決めました。
しかも。
新人作業療法士になるくせに「結婚するので、忙しいところは無理なんですー。なんせ、彼を支えなきゃいけないのでー」というテンションで、緩そうな職場を探して。
いやー。
結婚式の準備とか大変だなー。
くらいの浮かれっぷりでしたよ。ええ。



しかし。
です。



彼氏との間で、どこに住むかという話が進まない。
え?
一緒に住むんだよね?
早く決めないと!
と、せっついてるのに、なんだか煮え切らない彼氏。
でも、なんせ、向こうは5歳上。
しかも、気に入らないことがあると急に無言になる。
だから、私も強く言えませんでした。

でも。

時間はどんどん経っていく。
卒業も近づくし、就職の日も近づく。
さすがに痺れを切らした私が

「住むとこ、どうすんの!?」

と、強く聞いたら、ようやく言いましたよ。



「ごめん、好きな人ができた」


と!

はぁ?
好きな人!?

意味が分かりません。

もうね、足元のハシゴを外されたような気分でしたよ。
彼氏と結婚したい一心で過ごしてきたのに。
いよいよ!って時に、コイツは何を言っているのかと。
泣きました。
今思うと、彼氏と別れたくなかったのか、結婚出来なくなることが辛かったのか分からないんですが。
泣いて「別れたくない」と言いました。
だって、好きになっただけなら、まだ付き合ってないんだよね?と思ったし。



しかし、そこは地雷物件。



私と一緒に住む話を拒否しないまま、結婚しようね!と、無邪気に言う私の話に頷きながら、職場の同僚と付き合ってたらしいです。
しかも。
「俺だって、向こうに『早く婚約者と別れて』って言われて困ってるんだよ!こんなの困るよぉ」と、彼氏が心底困った顔をして私に訴えるというオマケ付き。
いや、もう、マジで、地雷。

「俺だってどうしたらいいんだよぉ〜」

って、引っ越した私の部屋(別れ話がこじれたので、私は1人暮らしの部屋を借りて上京してました)で、頭を抱えた彼氏。
頭を抱えるのは私だし。
本当に情けない姿でした。

もう、お互いの親に、結婚を前提に付き合ってますと、挨拶もしてたのにね。
…結婚をさせて下さい!の挨拶じゃない時点で、察することの出来なかった私がバカでしたが。


しかし。


その姿が本当に情けなかった。
それまでの、スマートで頭のいい歳上の彼氏という姿がガラガラと崩れていきました。
けど。
それが良かった。
私の中で、急に熱が冷め、コイツカッコ悪い。と、急速に思えたのです。
こんなカッコ悪いヤツと結婚したくない。と。


「じゃあ、もういいです。別れよう」


私は言いました。
九大地雷彼氏は

「別れても2人で会おうね」

と言っていましたが。
本気でカッコ悪いな。と思った私は、膨大な悪口を書いたメールを彼氏に送りつけまして。
それから、彼氏からは連絡がなくなりました。




これが、28歳の別れ。です。
30歳目前の別れ。
結婚が遠くに行ってしまいました。
しばらく食事が喉を通らなくなり、ちょっぴり痩せてしまった私でした。



なお、九大地雷彼氏は現在会社で取締役をしている模様。
正社員にならなかったのは私のせいもあるかもしれない…という反省を、たった今しました。
いや、私のせいなわけないし!