耳鳴りで耳鼻咽喉科に出かけたが

改善せず、西洋医学の限界を感じた。

 

そのため、鍼治療を開始した。

 

1つ目のクリニックは医師が鍼治療をしている。

漢方と鍼治療をしているのだが1回の鍼治療の

お値段は1万円。

さらに好転反応として鼻水、鼻詰まり、顎にたくさんの

ニキビが出てきて耐えられなくなった。

耳鳴りがしているのに、耳に鍼を刺さず

肺、頭、足、手、腸、などに鍼をさしていた。

耳鳴りが治るのには体全体を治す必要があるから

1年以上かかると言われ別のはり治療院探すことにした。

 

短期の鍼治療で結果を出すというはり治療院を

見つけた。

メールで問い合わせたら、

 

耳鳴りは当院はり治療の適応症です。

治癒率については、発症からの経過時間、年齢をはじめ、他もろもろの要因により

変わりますが、○○様の場合まだ一ヶ月くらいですので、治療により明らかに

良化する可能性は高いと思います。実際に何回か治療してみれば、更に詳しく

分かってくることも多いと思います。

 

そしてメールの最後には

 

お役に立ちたいと思います。

 

と記載されていてとても好印象を受けた。

 

予約を入れて出かけてみた。

 

男性治療家は、耳鳴りは首や眼精疲労から来ているといった。

 

「まずは2日あけて3回は間を開けないで鍼治療を受けてほしい。

2か月くらいで結果を出す。

もし2か月して改善しなければうちでは無理だとはっきり

伝えます」と男性は言った。

 

ほかの鍼治療に出かけたのだが、耳鳴りなのに耳に鍼を

刺さず肺、頭、手、足などに鍼をうたれたと伝えると

 

「耳鳴りがするのに耳に鍼をうたないなんて聞いたことがない。

右の虫歯が痛むのに前歯の治療をする歯医者はいない。

そんないい加減な鍼治療家がいるから鍼は疑わしいと

思われるんだよね」と怒り始めた。

 

さらに鍼治療を受けて好転反応としてニキビが出てきたと

伝えると

 

「鍼をさしてニキビができるなんて聞いたことがない。

たまたまできたのではないか?

ニキビができたのなら皮膚科に行って抗生物質を

飲んだら早く治る。

あなたが以前行った鍼治療は宗教じみている。

鍼は思想じゃない。

僕は科学に基づいて治療をしている」

と激怒し始めた。

 

この治療家には2回鍼治療を受けた。

2回とも首周りと耳周辺、耳の中にかなり深い鍼をさしていた。

それも首周辺には30本以上鍼をさしていた。

 

この治療家は深い鍼をささないと改善はしないという考えのようだ。

たくさんの鍼をさすことが大切だと言っていた。

 

しかし、2回目の鍼治療で肩に30本以上刺した後

耳周辺に鍼をさしていて彼が小さな声でつぶやいた。

 

彼は途中で鍼を抜き始めて、

「血管が切れた。特に問題はない。

1週間から10日したら治る」

と説明した。

 

初心者の私は血管が切れたと聞いてびっくりした。

 

治療家は、2日あけて1週間以内に予約を入れるように言っただけだった。

 

家に帰ると、かなり耳の後ろが痛い。

夫に写真を撮影してもらうと内出血を起こしている。

肩周辺にさした鍼の痕もかなり赤くなっている。

 

 

予約をするにしても、内出血を起こしている状況で

はり治療ができるのか不安になったので以下のような

メールを送った。

 

施術の際、血管が切れた場所が内出血を

起こしています。

 

来週予約を入れてよいのかどうか

迷いメールをさせていただきました。

 

内出血が治ってから予約を入れたほうがいいですか?

内出血を起こしていても鍼治療は可能かどうかを

教えてください。

 

耳鳴りは少し良くなっている気がしています。

 

クレームだと思われるのは嫌だったので

上記のようなメールを送った。

 

治療家からの返事は以下の通りだった。

 

既にご説明しましたが、全く問題ありません。

治療可能です。

 

実際に見て、腫れが大きければそのピンポイント部位は次回のみ外して刺針します。

ほか何かありましたらご来院時にご質問ください。

 

うるさい客だと思われたのだろう。

血管を切ったことを詫びる様子はない。

大丈夫かと私のことを気遣う様子もない。

質問は来院時にしてくれという言葉に驚いた。

 

血管が切れたのは仕方がない。

しかし、私の心配を取り除くなり、やさしい言葉は

かけられないだろうか?

 

この治療家はきっとこれからも血管を切っても詫びることはなく

誠意も見せないだろうと感じた。

 

鍼治療はいろいろな考えがある。

 

少ない鍼で治療する考え、30本以上のたくさんの鍼をさすことが

よいと考える治療家もいるようだ。

 

さらに耳鳴りは体全体が悲鳴をあげているのだから

耳にさすのではなく体全体からアプローチするのが大切と考える

医師

 

今回の治療家のように耳鳴りは耳周辺と肩にさすのが正解と

考える治療家がいること。

 

鍼治療はじめての私にはわからないことがいっぱい。

 

ただ1つ言えることは、患者の血管を切っておいて

大丈夫ですか?のやさしい言葉1つかけられない治療家の存在。

 

もう二度とこの治療家の元へは行かない!