『母・娘・祖母が共存するために』

という本を読みました。

信田さよ子さんの本はこれまでも読んできました。

母子関係について取り扱い、毒親やアダルトチルドレンの考えを広めた方だと理解しています。

私はアダルトチルドレンの考え方や毒親を知り救われました。そして、そのような思いをしてた人がリアルな友人にもいたことは神様に感謝してます。

  今でしたらテレビや沢山の親について書いた本もありネットもあるのでもっと仲間はできます。

  この本ではそのような母子関係についての世論の歴史をまとめるとともに母との付き合い方についてアドバイスをしています。


   気になる方は読んでいただきたいのですがおおっ!と思った点を3点紹介

DVと母娘問題が似ているのは、夫婦も親子もともに非対称的な力関係から成り立っているからだ。夫と妻は現実には差異と不平等に満ちた関係にあり、母と娘も一見暴力とは無縁であるが「愛情という名の支配」関係にある。力の優位にあるものは、自らの加害を正義と読みかえ、被害者に問題があると思う。DVをふるった夫は妻が自分を怒らせたと言う。娘から異議申立てされた母は娘側の問題だという。そして、あんないい娘がおかしくなった原因として、ほとんどの母がうつ、新興宗教、男、更年期をあげる。

ちょうど、母が妹のことを更年期にして、母に噛み付いたのを流してたので印象にのこりました。母に謝ってほしくて言っても私がおかしいとするのでなしのつぶてだったことを思い出しました。


娘たちはしばしば和解しなさいという圧力をうける

相手を選ばずに親の話をするとこうなる可能性は高い。若くても要注意。

  母娘に介入できるのは誰か。言うまでもなくそれは娘の父である。しかし、いっこうにそう指摘されないのはなぜたろう。おのらく期待値がゼロなのだ。

読んではっとしました。なぜか忘れてたから。父が娘ではなく、母を説得してたら、、、母の気持ちをくんでいたら違ったのかもしれません。

  女性だけの生きにくさをを親との関係が原因としたアダルトチルドレンのグループセラピー。

  原宿のセンターでやってるみたいですが少し、参加したくなりました(^^)


   私と母の関係は私が少し心の距離を離すことで体感的には楽になりました。とはいえ、まだまだこれからかもしれません。