ある日、なかなか連絡を取れない友人を心配して・・・・。

どうしても連絡ができないため、警察に通報し、色々な手段を踏んでカギを開けて入ってみると・・・。

 

悪臭漂うゴミ屋敷だった。窓もカーテンも閉め切っていて、床はほぼゴミで埋め尽くされ、汚れた服が山のように積んであり、髪の毛もあちこちに山のように。ペットボトルもあちこちに散乱。台所も使い終わった食べっぱなしの食器が山のようになっていて、ユニットバスは悪臭、真っ黒、カビだらけ、汚れた服で散乱、バスは使った形跡なし。虫だらけ。部屋にいると体中がかゆくなり、マスクをしても咳きこんでしまい、一刻も早く部屋から出たかった。

 

よく見ると、薄汚れた血液まみれの布団がこんもりしている。

いた、いたのだ!

手や足は爪が伸び放題、詰めの中は黒くなり、汚れた服、悪臭。髪の毛が腰まで伸びっぱなし。髪の毛が油にまみれて固まっていた。ふけだらけで、悪臭を放っている。やっと顔を見たら、謎の赤い斑点が顔じゅうに。思わず、息をのんで言葉もかけられなかった。

 

お湯で濡らしたタオルで顔や手足を拭いてあげた。嫌がったが、なんとか拭くことができた。

洋服は着替えてくれなかった。

いったい、どうしちゃったのか、明るく、利発だった彼女が・・・。

半年間、アパートでこもっていた様子。

電気、ガス、水道代はほぼほぼ基本料金が数か月続いていたようだった。

もし、私が発見していなかったら、きっと彼女は・・・・。

 

心が痛い。