桜も満開!

明日から天気が崩れるそう。

桜も見納めかな。




今日 読み終わった本。


『命売ります』

三島由紀夫・著


想像よりも数十倍オモシロイ

隠れた怪作小説


「命売ります。お好きな目的にお使い下さい。当方、二十七歳男子。秘密は一切守り、決して迷惑はおかけしません」

目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ……。危険な目にあううちに、ふいに恐怖の念におそわれた。死にたくないーー。三島の考える命とは。


「案外、純文学作品ではない、したがって誰もそこに魂の告白を期待していない、『命売ります』のような小説のなかでこそ、こっそり本音を漏らしていたのではなかろうか。」(種村季弘「解説」より)

(紹介文より)


古い本だからか

漢字や表現が難しく

読み進めるのに苦しみましたが

なんとなく雰囲気で サラサラと読みました。


ドロドロしてないミステリーって感じがしました。

命を売る主人公が

次第に命が惜しくなる…

教訓めいたところも

昔らしさがある気がします。


古い本をもっと読めるように

なれたらいいなぁ…と、

まだまだ 読書 修行中です。